『伊豆の魔法使い』





※本来はクリスマスかお正月用に書き書きしていた小説なのですが、遅れに遅れたので

季節感的な感じはスルーして読んでやってくださいませ(汗)







蔵「いやー、今年はいつにも増して更新が無かったですね。」

黄「もう今年じゃなくて去年になってるがな。」

死「そろそろ『いつにも増して』じゃなくて『例年通り』と言ったらどうだ?」

躯「黄泉が潔く金出さないからネタも煮詰まっちまったんだろ。」

黄「怒りで煮えたぎってるんだよ。」

鈴駒「んで?今年はパーティー?それとも『なんてこったい童話シリーズ』?」

蔵「じゃあ『オズの魔法使い』のパロディーで『伊豆の魔法使い』なんてどうです?」

鈴駒「一気に和になったね。」

黄「それよりだったらクリスマスイブなんだから『イブの魔法使い』とかにすればいいだろうが・・・」

蔵「うちのサイト的にはファンタジー過ぎですよ。」

飛「ここにはそんな要素必要ない。」

陣「『ふぁんたじー』って新しい味のファンタだべか?」

死「世間がカロリー・糖質オフならウチはファンタスティック・ロマンスオフだ。」

鈴駒「オフっていうか無添加だよね。」

躯「そもそもここのサイトは開設当時からギャグ以外放棄しただろうが。」

「少しは求めろ!そして取り入れろ!!」

酎「そうだ!世のお父さんだって飲めるなら発泡酒や第三のビールよりビールが飲みたいんだ!」

躯「そんなに味違うのか?オレ、プレミアビールしか飲まないから。」

鈴駒「飲まない人には違いってよく分からないよね。ハムとベーコンの違いくらいに思うんじゃないの?」

蔵「飲まない奥さんからしたら『安いのでいいでしょ』と思いますからね。」

飛「酔えればいいんだろ。」

凍「何だかただの家庭の愚痴の駄弁り場みたいになってきたな・・・」

死「いつも通りじゃないか。」

蔵「じゃあ『お酢の魔法使い』ではどうです?」

黄「何だその減塩に気を遣ってる魔法使いは。油はオリーブオイルか。」

飛「まさかオチは魔法使いを探すけれども『お酢なのにミツカンない』とか言うんじゃないだろうな。」

蔵「・・・・・・」

鈴駒「まさかのクリティカルヒット?」

黄「俺は全く料理しなさそうなお前がお酢メーカーを知ってた事に驚いたがな。」

蔵「飛影ってコーヒーのブルーマウンテンNo.1って青山のスーツのブランドだと思ってそうですよね。」

躯「しなさそうじゃなくて全くしないが的確な表現だがな。」

飛「お前だってしないだろ。いつも暇そうにしてるならたまには料理くらいしたらどうだ。」

躯「オレだって色々忙しいんだよ。今年はルパンと戦ったりとかな。」

鈴木「鍋にはやはりポン酢だな!」

酎「そうそう、熱々の熱燗と鍋で体もポッカレモン、心も体もスッポンポンになるぜ。」

鈴駒「鍋の外まで闇鍋のカオスばら撒くな!」

死「と言うか酎、鍋の時に具をかき分けて徳利入れて熱燗するな。」

酎「いいじゃねーか、肉の隣にしらたき入れるわけじゃねぇーんだし。」

凍「我々の鍋に牛肉は入ってないがな・・・」

陣「すきやきのたれもなかなか使う機会がないべ・・・」

死「関東風でつくるか関西風で作るか揉めてみたいものだな・・・」

鈴駒「雑炊はシメじゃなくてメインディッシュだし・・・」

鈴木「コラ!!読者に我々の空しい鍋情報を吹き込むな!!俺達は割り下も自分達で作ってると言うんだ!そして肉が少ないのではなく

肉を食べる時は倍の野菜を食べる様にしてるから相対的に少なく見えるのだけなのだと!!」

鈴駒「いやどうあがいても絶対的でしょ。」

凍「野菜も高いからな・・・」

飛「お前等の鍋事情はどうでもいいから話を進めろ。早く帰って

黄「どうせ今年も毎年通りその年の流行語とか使ったネタで来るつもりだろう?『倍返し』とか『じぇじぇじぇ』とか。」

蔵「じゃあ黄泉主演で『じぇじぇじぇの黄太郎』なんてどうです?」

黄「・・・・・・」

死「めったに張れない主役になれるぞ。」

蔵「黄泉が主役張ると舞台準備の値も張りますが。」

黄「経費水増しするな。」

躯「黄泉サマが主役張るのに予算はケチれないだろ。」

黄「そう思うならお前がパーッと予算出してくれればいいだろ。」

躯「なら陣が巨大化して『進撃の巨陣』」

鈴駒「どっちかっていうとウルトラマンじゃない?」

蔵「てなワケでいつも通りの前ふりはこれくらいにして、ハイ、これが今回の配役ですよと。」




ドロシー:飛影

案山子:鈴木

ブリキのきこり:躯

ライオン:陣&凍矢

西の魔女・東の魔女:酎

北の魔女:鈴駒

伊豆の魔法使い:黄泉


蔵「えー、管理人が伊豆方面に行った事が無いのと、オズの魔法使いもよく知らないのと、登場人物に合うネーミングが出来なかったので

各自本名で演じますのでどうぞよろしくと言う事であしからず。」

凍「すでにグズグズだな・・・」







蔵『昔、昔、魔界の氷河の国に飛影と言う忌み子がいました。ある日、彼は道に落ちてたバナナの皮で下界に落っこちてしまいました。』


飛「クソっ・・・何で極寒の地なのに南国果実の皮で足を滑らせねばならんのだ・・・!!」


蔵『飛影は黒龍波を繰り出し、その背中に乗って、その姿はまるで日本昔ばなしのオープニングの様です。彼はよい子ではありませんがねんねはよくします。

が、途中で眠ってしまったそのままどさっと落っこちてしまいました。』


飛「・・・何かがクッションになって助かったな・・・」


蔵『飛影は東の魔女、ぶっちゃけ酎の上に落っこちました。酎は石頭なので心配はいりません。』


鈴駒「助かったよ、東の魔女の酒癖が酷くて参ってたんだ。酒乱もほどほどにしてほしいよ。で、何でおたく空から落っこちてきたの?」

飛「バナナの皮で足をすべ・・・どうも靴擦れが酷くてな・・・」

鈴駒「あれま。じゃあ、とりあえず酎の靴履く?」

飛「・・・・・いや、遠慮しておく。サイズも臭いも合わなそうだ。」

鈴駒「だよね。」

飛「それより氷河の国を知らないか?あてもなくさまよってきたから帰り方がわからん。」

鈴駒「氷河の国は知らないけど、あっちの方に伊豆の魔法使いってのがいるって話だから行ってみたら?願い事聞いてくれるかもよ。」


蔵『飛影は北の魔女の助言を受け、その伊豆の魔法使いのもとに行く事にしました。飛影一人では確実に迷子になりそうなので北の魔女っ子鈴駒も同行です。

てくてく歩いていると、二人はとうもろこし畑の畑の中に佇むカカシに声をかけられました。』


鈴木「おい、そこ行くちっこいのとちびっこ。」

飛「何か用か、畑の主がカラスより追っ払いたそうなピエロ。」

鈴木「俺はカカシだ。そっちこそカカシが追い払うべきカラスみたいな真っ黒な服ばっかり着てからに。どうせタンスの中は

まっくろくろすけがてんこ盛りなんだろ。それはそうと頼みたい事がある。」

飛「カカシの分際で一体何を望むというんだ?」

鈴木「俺はカカシだから脳味噌もなく、ワラで出来ているから痛みも感じないのだ。だからこの俺にふさわしい東大一発合格脳味噌が欲しいのだ。

てなワケで俺も伊豆の魔法使いの所へ連れて行け。」

飛「無いものねだりが過ぎるぞ。」

鈴駒「ある意味痛いけどね。」

鈴木「誰が無いものねだりだ。いいから早く俺を下してくれ。このままでは俺の美しさに逆に鳥たちが集まってきて畑が満員御礼になってしまう。」

飛「この時ほどここにロンギヌスの槍があればと思った事はないな。」

鈴木「フン!どうせお前はマシュマロの様にしわ一つ無さそうな脳味噌のくせに。」

飛「ワラなんだから脳味噌が無ければ頭に大豆と酵母入れて納豆作ってろ。俺はひきわり派だ。」

鈴木「貴様の納豆の好みなぞ知るか!俺は最近スーパーで中粒なる納豆を見かけたぞ!」

鈴駒「何でカカシがスーパーに買い物行ってんのさ。」

鈴木「とにかく!世間が倍返しならこっちは倍貰いだ!!」


蔵『こうしてナンバーワンにもオンリーワンよりもロンリーワンを好む飛影にまた新たな同行者が出来ました。一行は納豆のトッピングは何が

いいとか、納豆は何回かき混ぜるかとか、最近多いジェルタイプのタレと普通のとどっちがいいかわいわい言いながら道を進んでいきました。

そして一行は進んだ先の森の中で、顔はおろか、両腕もぐるぐる巻きのブリキの木こりに出くわしました。』


飛「何だ貴様は。毛糸の巻取りの手伝いをしててそのままにされた毛糸を巻き取られる側の輩か。」

鈴駒「どんな輩よそれ。」

躯「毛糸じゃない。包帯だ。」

鈴駒「何で毛糸ってわざわざまんまるに巻き直すんだろ?」

鈴木「丸めて猫に遊ばせるため以外の要素は知らんな。」

躯「巻き直そうと思ったんだがオイルが切れて腕が動かなくなってしまってな。これじゃあ13日の金曜日にチェンソー持って黄泉の家に襲撃できん。」

鈴駒「それきこりじゃなくてジェイソンじゃん。」

飛「なら素手でいけばいいだろ。」

躯「木こりたる者、斧を持って何ぼだろ。」

鈴駒「さっき思いっきりチェンソーって・・・」

躯「この通りせっかく時雨から燐火円礫刀も借りてきたのに。」

飛「奇遇だな。俺も武威から斧を借りてきた。」

鈴駒「だからどこに持ってたのよそれ。」

躯「お前だってヨーヨーそこかしこに仕込んでんだろ。同じだ同じ。」


蔵『こうしてきこりも一行に加わりました。またしばらく進むと一行はライオンに出くわしました。進行の都合でライオンは二頭現れましたが、

このライオン実はとっても臆病で一行の人相の悪さにびびって隠れてしまいました。』


鈴木「ストーリーはさくさく進めたいので手短に要点・要件・要望を述べよ。」

飛「貴様が前半ごちゃごちゃ言ってたからだろ。」

凍「俺は・・・俺はスーパーのタイムセールで主婦に勝てるような勇気が欲しい・・・!!」

鈴駒「ライオンがスーパーに行くのかというツッコミはあり?」

鈴木「無しだ!!」

飛「百獣の王が聞いて呆れるな。」

躯「いいじゃないか、『マジで固くてとっつきにくそうだけどホントはすごく優しいんじゃないか』って勝手に思ってるって魔界のKさんも言ってたぞ。」

鈴駒「凍矢なら奥様方の方から戦利品分けてくれるって。」

躯「そっちの願いは何だ?」

陣「オラはポン・○・リング腹いっぱい食いたいべ!」

飛「肉食じゃないのか?」

凍「というワケで俺達も魔法使いの所へ連れてってくれ。あとこれ小説なんだからこの着ぐるみ脱いでもいいか?」

躯「時々もふりたいからダメだ。」

陣「この着ぐるみもこもこしててあったかいだ。」

鈴駒「ライオンってサバンナ住まいだけどね。」


蔵『さてさて、やかまし・・・にぎやかさはうなぎ登りですが、これ以上パーティーが増えてもただでさえつかない収拾がつかなくなるだけなので

どたばたと伊豆の魔法使いを探しに出発です。』


鈴木「さて、その伊豆の魔法使いとやらはどこにいるんだ?」

凍「『伊豆の』って言うくらいだから伊豆にいるんじゃないか?」

躯「いや、伊豆にいると見せかけて熱海にいる可能性も否定出来まい。」

鈴駒「何故に?」

凍「じゃあひとまず小田原まで行って、伊東線の伊豆急下田行で」

鈴木「いや、ここは踊り子号で乗り込むべきだ。」

飛「スーパービュー踊り子号がいい。」

陣「オラ熱川のバナナワニ園行ってみてぇだ。」

凍「・・・バナナ食べ放題は出来ないと思うぞ・・・」

陣「えっ?ワニも?」

凍「・・・・・」

躯「オレは伊豆シャボテン公園だな。飛影とカピバラのツーショットが撮りたい。」

飛「・・・・・・」



蔵『そんなこんなで一行は峠の釜めしを頬張りながら伊豆を目指します。具のうずらのたまごの争奪戦も繰り広げ、天城越えを熱唱しながら一行は

伊豆の魔法使いのもとにたどり着きました。』





飛「貴様が『伊豆の魔法使い』とやらか。俺の願いを聞け。」

鈴駒「展開はやいね。」

躯「用が済んだら観光だからな。」

陣「管理人がオズの魔法使いの内容自体ほとんど知らない・・・」

「しっ!!」

黄「どんな願い事があるか知らんが、人に何かを請うなら殊勝な態度くらい取れんのか?」

陣「殊勝って何だ?キャプテン?」

凍「それは主将だ。」

鈴木「では簡潔に述べよう!俺はノーベル賞を総嘗めに出来る脳味噌が欲しい!」

黄「ノーベル賞目指す者が他力本願でどうする。」

鈴駒「少なくとも平和賞は無理だね。」

飛「俺は氷河の国に帰りたい。冷蔵庫にプリンを残してきたからな。賞味期限が近いんだ。」

黄「お前のうちの冷蔵庫内状況など知った事か。お兄ちゃんなんだから妹にあげなさい。」

躯「オレは癌陀羅に斧でぶっこむかチェンソーで乗り込むか瞬時に決められる心が欲しい。」

「どんな心だそれは!」

陣「てかすでに心に決めてそうだべ。」

凍「迷いも揺らぎも一切感じられん。」

躯「他の望みは特にないからな。」

鈴駒「じゃあ女心とかでいいんじゃない?」

黄「『北の宿から』を全力で熱唱してみろ。そしたら分かる。」

陣「オラはミスドの今キャンペーン中の150Pのランチボックスが欲しいだ!」

黄「それはダメだ。ウチもポイント貯めてて修羅にあげるんだからな。」

凍「俺はライオンとしてふさわしい勇気が欲しい。」

黄「別にライオンだからって強くなくてもいいではないか。小堺一樹の番組でギフトセット持ったライオンが私は一番好きだぞ。

それに勇気は誰かにもらうものでは自力で手に入れるものだ。」

躯「何だよ、何一つ叶えられないのかよ。」

黄「叶えてやらねばならない義理も無いだろうが。」

鈴駒「魔法使いじゃないならただのおっさんでしょ。」

黄「お前らの顔ボコボコにしてポン・○・ライオンにしてやろうか。」

飛「黙れ。最近白髪が増えてフレンチ○ーラーに近づいてる男。」

黄「お前に言われたくないわ。ではこうしよう、ウチの国の西にある居酒屋で西の魔女、ぶっちゃけ酎がヤケ酒して店主が困っている。そいつを追い出してくれたら望みを叶えよう。」

凍「あいつの酒量はいつだってヤケ酒レベルだと思うが・・・」

鈴駒「あいつの休肝日は世界が終る日だよね。」

飛「というか序盤ではあいつ東の魔女だったはずだろ。何ハシゴしてやがる。」


蔵『出番が少ないので兼任です。』


陣「何でそんななるまでヤケ酒しただ?」

黄「さぁ・・・フラれたか破局したかだろ。」

鈴木「なら前者だな。破局するにはまず実らねばならんからな。」

鈴駒「アンタも実らない恋してそうね。」

黄「居酒屋の店主がせっかくお掃除ロボットのルンバを買って『伊豆の踊子号』と名付けたのに動かせなくてイライラしてるらしい。」

鈴駒「あいつの髪の毛はサンバの飾りみたいだけどね。」

凍「ある意味強敵だな。」

陣「棗さんに来てもらえば解決じゃねぇべか?」

鈴駒「そんな事したらショックで乱舞しちゃうんじゃない?」

凍「嬉しくてか?」

鈴駒「んにゃ、また面と向かって振られて。」


蔵『そんなこんなで一行はしぶしぶ西の魔女と対決する事になりました。』


死「いいところに来てくれた。西の魔女が酔っぱらってそのまま寝てしまって困っているんだ。」

飛「こんな酒臭い酔っ払いのうるさいいびきが轟くどこがいい所だ。」

凍「さて、どうやって追い払ったものか・・・」

躯「酔っ払いには水だろ。オズでも水が弱点だったはず。」

鈴駒「ならアンタその斧でどっか水脈掘り当てて来てよ。」

躯「無茶振りするなよ。オレは三時のおやつはきこりの切り株と決めてるしがない木こりなんだからな。水脈の探し方なんぞ知らん。」

陣「パッケージのおっちゃんとうさぎが絶妙にマッチだべ。」

飛「おい、ダスキンの人間が見たら新しいモップ持ってきてくれそうな頭をした男、店はとっくに閉店だ。さっさと帰れ。」

酎「んだよ、掃除当番の時ほうきで竿灯ごっこして先生に怒られてそうなガキんちょ。」

鈴木「お前を倒してここの店主を嫁にするためだ!!」

斬!!!

鈴木「むっ!今のでひらめいた!凍矢、コイツに向って水を吐いてやれ!ライオンなだけにマーライオンの如く!」

「出来るか!!」

鈴木「なら陣、空飛んで雨雲持って来い!伝説の動物、グリフォン的に!!」

鈴駒「ライオンから超進化してるね。」

鈴木「二頭が力を合わせて闘い西の魔女を倒す!これぞまさに『西武ライオンズ』!!」

「おいっ!!」

躯「せっかく二匹いるんだし『ライオン』熱唱したらどうだ?」

凍「何で俺達にばかり戦わせようとするんだ・・・」

陣「これ戦ってるって言うだかな?」

鈴駒「てか特別な聖水とかじゃなくて水ぶっかければいいだけなら普通に水道の水でいいでしょ?一杯ちょうだいよ。」

酎「お冷より冷酒がいい〜・・・」

凍「まだ飲む気か・・・」

死「俺とてバケツの水浴びせて帰したいところだが寒波の到来で水道管が凍ってしまったのだ。」

躯「何だ、それなら水道管あたためて雪溶かして来いよ、飛影。」

酎「熱燗でもいい・・・」

凍「とことんだな・・・」

飛「何で俺が。」

陣「主役なんだからちっとは動くべ。」

飛「ちっ・・・」


蔵『こうして水道管の凍結も無事解消し、西の魔女にキンキンに冷えた水を飲ませてあげました。』


凍「ほら、コレ飲んで帰れ。酒を飲むなとは言わんが程々にしろ。」

陣「そうだべ。『コーラは飲んでもゲップするな』って言うべ。」

鈴駒「いや、言わないから。」

酎「さ、さそい水を飲んだ胸が痛い・・・・・」

鈴木「そのままキラリと枯れてゆくがいい!!」

死「お前もな。」



蔵『こうして、何やかんやで西の魔女を倒した(?)一行は再度伊豆の魔法使いに願いを申し出ました。ところが・・・』



飛「おい、人が必死に戦ってる時に何ゆったり栄光のヤキニクロード鑑賞してやがる。」

躯「おい、最初から見たいから巻き戻せ。」

黄「ふざけるな、自分で借りてこい。」

鈴駒「ケチー。」

陣「焼肉食べるシーンが旨そうでたまんないべ。」

鈴木「それはそうと約束通り西の魔女を成敗したのだから我々が望むものをもらおうか。ダメなら俺の分だけでも可。」

死「ぶりぶりざえもんみたいな事言うな。」

黄「実は私は魔法使いでも大王でもないのだ。よってお前達の願いを叶えるわけにはいかん。ぶっちゃけ叶えたくもない。

というワケで、カカシはDSで脳トレ、ライオンは『勇気りんりん』と『100%勇気』を熱唱、きこりは山へ芝刈りに行くおじいさんジョブチェンジしろ。」

凍「そんな・・・」

陣「約束が違うべ。」

鈴木「大王でも魔法使いでもないなら先に言え。嘘・大げさ・紛らわしいは広告としてご法度だぞ。」

死「上のセリフそのままお前に当てはまるな。」

飛「まぁ貴様を初めに見た時ハイビジョンでダイオウイカを見た時の様な興奮が無かったしな。」

躯「黄泉より黄泉の国のどっかの会議室隣の給湯室にある魔法瓶の方が魔法使いらしいしな。」

鈴駒「あの国では黄泉が聞き耳立ててるからうっかりお茶入れながら愚痴もこぼせないもんね。」

死「そんな時は無言で湯呑に雑巾の搾り汁をこぼすんだ。あくまでも偶発的に。」

「とっとと帰って欲しいのはやまやまだが!!俺にもどうする事は出来ん。」

飛「ちっ・・・何のために苦労してわざわざここまで来たと思ってるんだ・・・」

凍「あんまり苦労してないと思うが・・・」

陣「ほとんど観光だったべ。」

黄「いい加減帰ってもらいたいのでな、北の魔女、締めてくれ。」

鈴駒「んー、読んだ絵本によると、最初の方で倒した東の魔女の靴のかかとを三回鳴らすと帰るらしいんだけど、靴思いっきり放置してきたしね。」

陣「かかと鳴らすだけで帰れるだか?」

死「なら飛影のタップダンスが見たいか?」

鈴木「個人的には死々若のラインダンスが見たい!!」

斬!!!

凍「鈴駒、知ってたんなら最初に言えばよかったんじゃないか?」

飛「知ってても履く気はなかったがな。」

躯「じゃあ実家に帰れないならウチに来るか?」

飛「ふん・・・バナナの皮なんて落ちてないだろうな・・・」






蔵『結局、飛影は氷河の国には帰れませんでしたが、これはこれでめでたしめでたし。飛影、今度からはちゃんとバナナの皮はゴミ箱に捨てましょうね☆』

鈴駒「自業自得だったの!?」

凍「靴や鞄の皮製品はバナナの皮の裏側で磨くといいらしい・・・」




ーおしまい♪ー












蔵「久々の小説でしたけどグダグダっぷりは変わりませんね。」

鈴駒「クリスマスのつもりがお正月も過ぎてバレンタインも過ぎちゃったよ。」

死「それでも来年が来るまで今が新年な事に変わりはないわけだから。」

一同『お年玉おくれー。』

蔵「年が明けたので今度はお年玉という名の金を生み出す錬金術師になってくださいましと。」

飛「光のホーエンハイム的な。」

黄「今何月だと思ってるんだ。どこの地方に二月になってもお年玉やらなきゃならん習慣があると言うんだ。」

飛「無いならお前がその正月をどんなに過ぎてもお年玉をくれる伝説の地を作ればいい。」

黄「それはただのカツアゲスポットだろうが。」

蔵「おもてなしに季節も何月も関係ないでしょう。24時間365日春夏秋冬常におもてなしの心ですよ。」

飛「それが黄泉しか出来ない見送り方、

「お・と・し・だ・ま   お年玉!!」

合掌

一同『目指せレジェンド!!」』

「どんな都市伝説だそれは!!」







やーーーーーーっと完成・・・(汗)歳食ったらどんどん体調が芳しくなくなっていくので、

化粧品のCMより命の母とか養命酒のCMの方が気になってしゃーないです。あっ、救心も。

毎週笑点見てるからしょっちゅう救心の歌が脳内再生されてます。(笑)

あと冬はコンセントの関係でパソコン繋げない時が多々・・・(汗)

ブレーカーを守りたいのです・・・!!