もしもシリーズvol.2 もしも六人衆が仕事を始めたら・・・




凍「諸君、かなり緊急事態だ。」

死「鈴木の変態ぶりが?」

鈴木「私の美しさが!?」

凍「死々若の方は緊急事態だがそうじゃない・・・」

陣「何だべ?」

凍「実は・・・うちの家計が火の車と言うよりF1カーが炎上してると言ってもいい・・・はっきり言ってやばい。

死「そんなに緊迫しているのかうちの家計は・・・」

鈴駒「酎が酒飲み過ぎだからなのと足が臭いから!?」

酎「何で俺の足の匂いが家計を圧迫するんだよ!?」

鈴駒「酎の足なら出来るよ!!」

死「鈴木!!また意味のない化粧品買いやがったな!!」

鈴木「何を馬鹿な事を!!あの化粧品達は生活超必需品だぞ!!」

凍「それに陣の食費も尋常じゃないレベルまで来てしまった・・・このままでは日本国家並の借金を背負うことになりかねん!」

死「何て事だ・・・今の日本の財政赤字は500兆を超えているんだぞ・・・」

鈴駒「それは由々しき事態だよ!!」

陣「ふぇ〜、オラそんなに食べてるつもりないだよ〜。」

酎「自覚ねぇのかよ!?」

凍「とにかく陣の食費によるエンゲル係数と酎の酒代および鈴木のまるで効果のない化粧品で我が家の家計はもう臨界点に達した!このままでは我々は破滅の道をたどるしかない!と言うよりもう歩み出してしまった!!」

「そこで!!!」

一同「「「「「そこで!?」」」」」

凍「働きに出るしかない!!」





act.1居酒屋にて



陣「いらっしゃいだべ!ご注文何にするだ?」

幽「あっれ〜?何で陣がこんなトコ(居酒屋)にいるんだよ!?」

陣「お金が無くなったから働くことになったんだべ。」

蔵「へー、さすが黄泉、給料せこいですね。」

幽「じゃあ、生ビール(大)2つと唐揚げと刺身の盛り合わせと揚げ出し豆腐。」

陣「あいよ!!」



幽「大変だな。あいつらも。」

蔵「そうですねー・・・」



酎「おらああ!!てめぇら俺の酒が飲めねぇのか!?ああん!?」

鈴駒「って酎何飲んでだよ!?」

凍「酎!お前が飲んでどうする!!鈴木!!お前はお前で脱ぐな!!嘔吐者が続出だ!!」

鈴木「しかし客が脱げ脱げと言うから・・・」

鈴駒「お前に言ってるんじゃないよ!死々若に言ってるんだよ!!」

凍「死々若!気持は分かるがここで刀を振り回してはいかん!!」

死「あんのエロ中年集団・・・人のケツ撫でやがって・・・」

鈴木「こら!!なでるなら私の美尻を撫でろ!!」

凍「陣!!唐揚げつまむんじゃない!!」

陣「だって揚げたてでうまそうだべ・・・(じゅる)」





幽「・・・・・一日でクビだな・・・」

蔵「・・・・・ですね・・・」





居酒屋でお仕事:結論失敗









act.2デパートにて



死「本日は、○○屋デパートにお越し頂き、誠にありがとうございます。何階にご用でございますか?」

修「あっ、死々若。」

黄「おや?何故お前がこんな所でエレベーターガールを?」

死「貴様からの給料が少なすぎるからでございます。」

黄「なんと態度の悪い店員なんだ。しつけがなっとらんな。」

死「(カチン)・・・お客様、何階にご用でございますかって聞いてんだろボケ。

黄「俺と蔵馬の愛の階へvv」

死「・・・地下100階・極道界にご案内!!!(鉄拳)」

「ぎゃあああああああ!!!」





チン





死「五階おもちゃ売り場でございます。ごゆっくりお買い物をお楽しみ下さいませ。」

修「わ〜い♪おもちゃおもちゃ♪」





ピンポンパンポン♪



凍『魔界からお越しの修羅様、お父様が地下から発掘されました。この年で迷子になるのは非常にみっともない故、大至急、二階迷子センターまでお引き取りにお越し下さい。』

「って、何をやってるんだあのオヤジは・・・」

鈴駒「凍矢ー、迷子の放送してー。」

凍「ああ、今日は多いな。名前は?」

鈴駒「いやー、それが陣が迷子になってるんだよね・・・」

「店員が迷子になるなー!!」

鈴木「全く、陣には困ったものだ。」

死「そう言うお前は服売り場をファッションショーにするんじゃない!!客が全員逃げただろうが!!」

鈴駒「全人類が願ってるからストリップだけは止めてよね・・・」

酎「陣ー!どこ行ったー?」





その後、全員で陣を捜索・屋上の宣伝バルーンの上にいるのを閉店5分前に発見

デパートでお仕事:結論惨敗






act.3回転寿司屋にて





酎「へいらっしゃい!!ようこそ『まぁ人生いろいろあるけどとりあえず回っとけ寿司』へ!!」

幽「なんちゅー店名だよ。」

飛「しなびたネタ出したら容赦せんぞ。」

陣「ほいっ。おしぼりだべ。」

幽「おっ、サンキュー。やっぱ通は手づかみで食わねーとな。」

飛「ふん、寿司の通はまず玉子から食うんだぞ?」

凍「酎、お前なかなか職人姿似合ってるじゃないか。」

酎「てやんでぃ、これでも生まれは江戸っ子のつもりよ♪」

鈴駒「つもりかいっ!!」

飛「おい、茶が無いぞ。」

死「ああ、すまん。鈴木ー、お茶二人前だ。」

鈴木「まぁまぁ、そんな慌てるな。ほら、コレを飲んで落ち着け。」

幽「ああ・・・エレガントなハーブの香り・・・ってコレ紅茶じゃんよ!?」

鈴木「何を言う!私にとっては茶と言えば紅茶だ!!」

飛「ここは寿司屋だろうが!!緑茶出せ緑茶!!」

鈴木「ったく何て注文の多い客だ!!コレはイギリス王室御用達のハーブティなんだぞ!!」

幽「何で王室御用達の紅茶があって一般的な日本茶がねぇんだよ!!」

陣「まぁドンマイだべ♪」

飛「ドンマイで済むか・・・」

幽「寿司屋で紅茶飲んだの初めてだぜ・・・」

酎「まぁ気を取り直して寿司食えや。何でも握るぜ♪」

幽「んじゃ、えーと・・・俺はタコ!」

飛「ふん。貧弱な奴め。俺はトロだ。」

鈴駒「おお〜、大きく出たね飛影。」

酎「あいよ!!タコとトロお待ち!!」

幽「おっ!旨そうじゃんvvどれ・・・ん!旨い!」

飛「ふん。悪くはない。」

酎「あっ。いっけねぇ。」

凍「どうした?ネタが無くなったか?」

酎「いや、さっきトイレ行って手洗うの忘ちまって。」

幽・飛「「ごはっ!!!」」

酎「まぁ死にやしねぇって♪」

鈴駒「絶対精神的に死んだって!!」

陣「二人とも死んだ魚の目してるべ・・・」

鈴木「不憫な・・・せめて私のだったらよかったのに・・・」

死「とどめ刺す気か!?」





回転寿司屋でお仕事:結論退却+二名病院送り






act.4スーパーマーケットにて

凍「120円が一点、398円が一点、78円が二点、全部で674円になります。」

陣「んー、死々若ー、この豆腐何円だべ?」

死「それは70円だな。」

鈴駒「こっちのお総菜のサバみそは?」

死「一切れ100円だ。」

鈴木「死々若vv」

死「何だ?」

鈴木「お前をお買い上げするといくらvv?」

死「・・・・・貴様の頭をバーコード通せる様にするぞ・・・?(じゃきーん)」

鈴木「なっ、何をする!!この世界が嫉妬する髪に向かって!!」

死「誰が嫉妬するか!!」

酎「おいおいレジで騒ぐんじゃねぇよ!!おっといけねぇ、卵落としちまった。」

凍「酎!!その卵で何個目だ!?」

酎「ざっと54個!!」

鈴駒「何真面目に数えてんだよ!!」

陣「あっ!!オラもやっちまっただ!!」

酎「コレで55になったな!!松井と同じになったな♪」

死「そんなのんきな事言ってる場合か!!」

鈴駒「ちょっと、並びまくってんですけど!?」

凍「これもダメっだったか・・・」





スーパーマーケットでお仕事:結論失格







act.5 建築現場にて




酎「やっぱり俺達にはこういう力仕事が似合うな♪」

凍「やっと定職に就けるかな・・・」

鈴木「う〜ん、この材木いい肌触りだ〜vv」

死「おい、木に貴様の脂ぎった頬をすり寄せるな。この家の住人がシックハウス症候群になるだろ。」

鈴駒「やっぱり汗を流してこそ労働だよね。」

陣「だべなー。いい家になるだぞ!!」バンバン!!(壁を叩いて)

ミシミシ・・・バキバキ・・・崩壊・・・

陣「あっ・・・倒れちまっただ・・・」

凍「陣!!自分の力考えろ!!」

鈴駒「あともう少しで完成だったのに・・・」

鈴木「形あるものは滅ぶのだ・・・!!」

死「自ら滅ぼしてどうする!!」




結論:ごめんなさい・・・







act.6 ハンバーガー屋にて




陣「ようこそYou☆Youバーガーへvv!!」

死「鈴木はバーカ・・・」

酎「おいおい・・・」

鈴駒「陣スマイルばっちりだねvv」

凍「今度こそ・・・今度こそ仕事に・・・」

鈴木「私のスマイルはばっちりだな!!」

死「お前のスマイルは100万円だな。」

鈴木「こらこら、そんなほめるのではない♪そんな100万ドルの夜景だなんてvv」

死「お前が客に払うんだよ。」

鈴木「なぬっ!?」

凍「いいからお前は厨房に下がっていろ。」

鈴駒「それはそれでまずいんでない?」

黄「おや?またお前達か。」

修「やっほーvv」

蔵「一体これで何個目ですか?」

凍「聞かないでくれ・・・」

陣「ご注文は?ここでお召し上がりだべか?それともお持ち帰り?」

修「んとねー、僕幸せセット!」

蔵「俺はホットケーキセット。」

黄「なら俺は・・・」

修「パパ何にするの?」

黄「じゃあ凍矢と死々若お持ち帰りでvv」

凍・死「「・・・・・」」

酎・鈴駒「「・・・・・パラッパラッパッパ〜♪」

凍・死「「I want killing you!!!!」」

訳「俺は貴様をぶっ殺す!!!」

一時間後

凍・死「「幸せセット・ホットケーキセット・アンラッキーセットお待たせいたしました。」」

陣「またのお越しを〜♪」

鈴駒「あの顔で来れるかな・・・」

酎「絶望的だな・・・」





修「パパ大丈夫?」

黄「うん・・・まぁ・・・顔が変形した気がする・・・」

蔵「自業自得ですよ。」

躯「全くだな。」

黄「躯!?何故貴様がここに!?」

躯「お前をののしるために遠路はるばる魔界から参上した。」

黄「そんな事でわざわざ来るな!!」

結論:あかん・・・










鈴駒「結局、オイラ達がまともに働ける仕事なんてないのかもね・・・」

凍「そうだな・・・」

陣「働くって大変だべ〜・・・」

鈴木「くっ・・・こうなったら私が夜の街に出るしかないのか・・・」

死「心配するな・・・誰も雇わん・・・」

鈴駒「逆にみんな歌舞伎町に六本木にも行かなくなって治安良くなるんじゃない?」

酎「それよりどうするよ?これだけじゃすぐに底ついちまうぜ?」

鈴木「なら歌手デビューと言うのはどうだ?」

鈴駒「無理に決まってじゃん・・・」

凍「こうなったら・・・」

一同「「「「「こうなったら?」」」」」

凍「蔵馬に黄泉に給料を上げてもらう様に頼む!!」

死「やはりそうなるか・・・・」

鈴駒「でも確実だよね。」


と言うワケでもしもシリーズ第二弾でした〜。いくらS級クラスでも人間界で生活していくためにはお金が必要なのですよ。

今回は書きませんでしたがもう3〜4個くらいネタがあったりします。旅館編やら何やら・・・〜殿〜