『ラジオ小説第二弾』


躯「全国の『夜はぐっすり眠るもの』と言う決まりを見事に破っている諸君こんばんわ、今夜の司会はこのオレ、躯だ。」

黄「はっはっは。全国の婦女子の皆さん、こんばんわ。魔界を代表するダンディファザー黄泉です。」

蔵「魔界を代表する馬鹿親を上司にしなければならない悲しき有能部下蔵馬です。昨日に引き続き今晩も貴女と過ごせますねv」

躯「・・・・オレ帰って寝ていいか?一気に疲れた。」

蔵「ダメですよ。ちゃんとお仕事してくださいな。」

黄「そうだぞ、こんなだらしのない上司では部下も不憫(ふびん)なものだな。」

躯「黙ってろハゲチャビン。えーと、千紘と言う女だ。コイツは前回も参加してくれたな。

『こんにちは、二回目のラジオ企画にも参加させていただきます、千紘です。

今回は対談式ということで、素敵な蔵馬とある意味とっても素敵な黄泉にお願いしましたvv

では、今回も質問させていただきます。 『今現在黄泉の口座残高はどうなってますかっ?

(前のネタ引っ張ってごめんなさい・・・)』『蔵馬から見て、黄泉にはなんの植物が似合いますか?

(前に黄泉が蔵馬はサボテンだと言っていたので・・・)』 では、今回も楽しませていただき本当にありがとうございました!

PS、黄泉にわかめを送ろうと思ったのですが、鈴駒の言う通り、添付することは出来ませんでした・・・

少しでも黄泉を救いたかったです・・・』だそうだ。」

蔵「いいんですよ、千紘さん。この人にわかめなんて送っても送料の無駄ですし、はげても誰も困りませんからvv」

「私が困るわ!!」

躯「どうしても送りたいなんて優しい気持ちがあるなら着払いで送るんだな。」

蔵「こんな人救ってないで、その優しさを他の人に向けてくださいねv」

黄「信じない・・・愛が地球を救うだなんて信じない・・・!!」

躯「大分話がそれたが本題に入ろうか。黄泉、お前の通帳今どんな感じだ?」

黄「それは個人情報だ。おいそれとは言えん。」

蔵「言えませんよね。悲惨過ぎて。」

黄「お前のせいだろうが!!勝手に人の預金おろしおって・・・!!」

蔵「ずさんなあなたに代わって資産運営してあげてるんでしょうが。」

躯「結局の所残高0円と言う結果でいいのか?」

黄「馬鹿にするな!!こう見えても一国の王!修羅を大学に入れるまでの金くらいある!!」

躯「と言う事は老後の備えはちっともないと。」

蔵「ダメですねー、備えあれば憂い無しですよ?」

「備えたってお前が根こそぎ奪っていくんじゃないか!!」

蔵「嫌だなー、俺の物は俺の物、貴方の物も俺の物じゃないですか。」

黄「貴様はジャイアンか!?」

蔵「ご心配なく、修羅の事は俺が責任を持って貴方に全く似ない立派な大人に成長させますから。」

躯「オレもだ。だから安心して口座番号と暗証番号教えな。」

「言うか!!」

躯「どうせ『4343』とかだろ?」

黄「・・・!!」(ぎくっ)

蔵「まぁこれ以上は一応一国の王としての(ほとんどない)権威に関わりますから、聞かないであげてください。」

躯「じゃあ次は狐、黄泉にはどんな植物が似合うと思う?」

黄「そうだな・・・大人の哀愁漂う・・・」

躯「苔(コケ)で十分だろ。」

黄「そんなワケあるかー!!」

蔵「コケを馬鹿にするとは!前に海を付けるだけで海苔になるんですよ!」

「それがどうした!!」

蔵「そんな事も分からないんですか?コケと言えば学校の屋外プールに住居を構える生徒泣かせのぬるぬる生物!!

かたや海苔は日本の朝食には無くてはならない納豆と並ぶ定番メニュー!!」

躯「海苔って植物なのか?」

黄「どっちにしたって嬉しく無いわ!!植物図鑑に載ってる植物にしろ!!」

蔵「だいたい貴方は俺が味付け海苔を買ってきてと言ってもいつも焼き海苔を買ってきて・・・全く進歩がない!!」

黄「私はおにぎりを焼き海苔で包んで食べるのが好きなのだ!!」

蔵「あなた俺がどれだけ海苔好きか知ってるんですか!?貴方と違って俺はお茶漬けも海苔茶漬けだしせんべいだって海苔せんべいを食べるんです!」

黄「私だって軍艦巻きが好きだ!!いくらとかうにとか!!ワケあってカッパ巻とか納豆巻きで我慢してるがな!!」

蔵「あなたなんてカッパ巻で十分過ぎますよ!むしろ貴方がカッパみたいですよ!!」

躯「おい、海苔を超えて寿司の話になってるぞ。普通に会話してたら植物トークから海苔トークになんて発展しないぜ?」

蔵「ああ、スミマセン。俺としたことが・・・」

黄「いけない、いけない冷静な私とした事が・・・」

躯「で?黄泉はどんな植物がお似合いなんだ?」

蔵「そうですねー・・・ラベンダー、ローズマリー、カモミール・・・」

黄「そうか?私もどっちかというと上品なハーブ系が似合うと・・・」

蔵「とかは全然似合いませんよね。」

躯「全くだ。」

-黄泉こける-

躯「コイツがハーブって顔かよ。」

「顔とハーブは無関係だろ!!」

蔵「どっちかって言うと出がらし茶って顔ですよね。」

黄「私は玉露系だ!!その前に私の顔を茶に例えるな!!」

蔵「あーもう分かりました。貴方はアレですよ。」

黄「何だ?アレとは。」

蔵「俺という大輪(たいりん)のバラを咲かせるための牛の糞(フン:う○こ)」

「あのな〜!!」

躯「うるさい。いい加減しめるぞ。オレはもう眠くて」

黄「だいたい貴様も全然司会らしい事してないじゃないか!!」

躯「お前だって全然ゲストらしくないんだよ。」

蔵「黄泉、静かにしないと貧乏花贈りますよ?」

黄「そんなもの無くたってもう十分通帳は閑古鳥(かんこどり)が鳴いてるわ・・・」

躯「さて、黄泉もすっかりしおれた事だし、今夜はこの辺で終わりにしようぜ?今夜は付き合ってくれて礼を言うぞ。」

蔵「千紘ちゃん、お便りありがとねvvではおやすみなさーいv」


※この放送は『やきにく〜いほどうまい!!』でお馴染みの『黄泉の焼き肉のタレしみったれ食品』がお送りいたしました。