『ラジオ小説第二弾』


蔵「こんばんわ、たまには恋話とかまともなお話は無いのか?とは誰も言わないこの番組へようこそ。

今夜のゲストは人間界&魔界を代表する夫婦(めおと)幽助&螢子ちゃんです。」

幽「ういーす!!魔族一のイケメン浦飯幽助でーす。」

螢「ちょっと、蔵馬君、私こんなのと夫婦じゃないわよ!?」

幽「こんなのとは何だ、こんなのとは!」

螢「あんたなんかこんなので十分よ!」

蔵「まぁまぁ、夫婦ゲンカは後にして、番組番組。」

幽「けっ!コイツとなんて夫婦ゲンカできねぇよ。何故なら一方的な螢子の攻撃だから!」←誇れる事ではない

螢「反撃出来るものならやってみなさいよ!」

蔵「おーっと、すでに第一ラウンド開始!これがラジオで残念だ。出来ることなら生の映像でお届けしたい!」

螢「はぁはぁ、蔵馬君、早く本題に入りましょ。」

蔵「その前に幽助を病院に担ぎ込んだ方がいいんじゃ・・・」

螢「いいのいいの!さ、お便り読んで。」

蔵「え、、ああ、そうですね。えーと、なずな様より『二人がどこまで進んだか。 質問:1結婚はいつ?

ギリギリまで語ってくれると嬉しいです』だそうです。」

幽「なっ・・・!!誰だ!?んなぁ生ぬるい質問寄越したやつぁ!?」←完全に照れてます

蔵「だからなずな様だってば。」

蔵「で?実際二人の仲はどれくらいまで行ったんですか?新婚旅行くらいですか?」

「いくら何でも早ぇだろ!!」

蔵「やだなぁ、冗談冗談。でもお二人なら段階の一つや二つぶっ飛ばしても不自然じゃないですよ。

一気に六段くらい飛ばしそうですし。」

幽「俺達は跳び箱か!?」

螢「結婚もしないで新婚旅行行くのは不自然だと思うけど・・・」

蔵「そうですか?じゃあそんななかなか進まない二人のために・・・」

幽「何だよ?婚姻届でも持ってきてんのか?」

蔵「いえ、そこのホテルを借りて披露宴の準備をしておきました。」

「マジで!?」

螢「まさか・・・」

蔵「冗談ですよ冗談。冗談に決まってるでしょ?」

幽「お前の冗談の境界線わかんねぇよ・・・・」

螢「ははは・・・」

幽「けっ。進展も開脚前転も何も俺達は別に・・・」

蔵「開脚前転は分かりませんが、螢子ちゃんはどうです?結婚とかって考えてます?」

螢「そりゃあ、いつかは素敵なお嫁さんになりたいなーとは思ってるけど・・・」

幽「素敵じゃなくて無敵な嫁さんだろ。」

ゴン

螢「でも結婚なんてまだ早いかなーなんて。」

蔵「幽助、生きていられます?」

幽「ちょっとディフィカルト・・・」

螢「蔵馬さんはどう?もう仕事に就いてるし、蔵馬さんならお嫁さんも安心だし。」

蔵「そうですね、俺も螢子ちゃんみたいな女の子だったら結婚したいですねv」

幽「無理無理、螢子となんか結婚したら毎日毎日バックドロップの嵐だぜ!」

螢「そうね・・・こんな感じかしら!?」

「ぎゃああああ!!!」

蔵「確かにギリギリまで語ってますね。と言うか命ギリギリで語ってる・・・」

蔵「いやー、螢子ちゃん一般人にしておくのもったいないくらい見事なバックドロップですねvv」

螢「はぁはぁ・・・全く何年経ってもちっとも変わらないんだから・・・」

蔵「もし二人に子供が産まれたら、男だったら螢助、女の子だったら幽子ちゃんかな?」

螢「螢助はともかく幽子なんて嫌よ。なんか幽霊の子みたいじゃない。」

幽「俺一回幽霊体験者だから正しいっちゃ正しいけどな。って、もう子供の話か!?」

蔵「あっと、そうでした。いやー、もう二人なら結婚しなくても結婚してるみたいだから。」

幽「何だそりゃ。」

螢「だいたい、結婚って言うのは慎重に決めなくちゃ。お互いの事も理解しなくちゃね。」

蔵「ならもう結婚出来ますねvv」

幽「けっ!!おめぇに俺の何が分かるってんだよ!」

螢「そうねアンタのバカ具合かしら!?」

蔵「幽助?神様は何でもお見通しなんですよ?なんてたって螢子ちゃんは幽助の女神・・・

「蔵馬!!」

螢「何?女神がどうしたって?」

蔵「いえね、以前幽助が・・」

幽「ああ!!んーと、そのだな、もし、もし万が一!何かのトラブルで新婚旅行行くっつったらパリの

自由の女神像見てみてぇな・・・なんてな。」

螢「幽助・・・・・・自由の女神はニューヨークよ・・・」」

幽「いいんだよ、明日パリに行くんだから!自由の女神。」

蔵「こらこら、いくら『自由』が付いてるからって勝手に移動機能搭載させないように。」

螢「ったく、ホントにバカなんだから・・・」

幽「別に結婚しなくてもさ・・・」

蔵「あっ、幽助他の男に螢子ちゃんのウエディングドレス姿見せたくないんでしょう?」

幽「ち、ちげーよ!ほら、俺顔広いから呼ぶ奴多くて金が掛かりすぎんだろ?」

蔵「ああ、その点はご心配なく。全部黄泉の資金で俺が式をコーディネートしますからvv」

螢「でも結婚式て自分たちでお金出すんじゃ・・・」

蔵「ご祝儀って形でみんなが払ってる物を黄泉に集約するだけの事ですよ。」

幽「そりゃありがてぇな。」

蔵「じゃ!近日中に挙式って事でいいですね?」

幽・螢「「勝手に決めるな!!」」

蔵「ふふ、息ピッタリですねv結婚式の際は俺がやりますね。それでは二人前途を祝して、おやすみなさーい♪」

幽「勝手に進行さすなー!!」

-収録後-

黄「蔵馬!!」

蔵「何ですか?うるさいですよ。」

黄「浦飯と螢子君の披露宴はいつ始まるのだね!?おとといから待ってるんだが!?」

蔵「ああ、あれ冗談。」

黄「冗談って私はご祝儀まで包んだだぞ!?私のご祝儀どこにやった!?3人の福沢諭吉!!」

蔵「一人は俺の財布、一人は躯の口座へ、残りの一人は共同募金箱へ旅立って行きました。」

黄「旅立たせるな!!今すぐ返せ!!」

蔵「よく言うじゃないですか。可愛い子には旅させろって。」

黄「そう言う問題じゃなーい!!」


※この放送は、『ラーメン600杯分の贈り物・・・』でお馴染みの『癌陀羅宝石店』がお送りしました。