『ラジオ小説第二弾』

死「こんばんは、今日は司会ならびに客は俺だ。一人と言うのもあれだがお付き合い願おう。」

鈴木「待った待った待ったー!!私を忘れるでない!!」

死「別に忘れてたわけではない。消えて欲しいだけだ。」

鈴木「死々若、最近口が酷いぞ?もう少し『愛してる』とか『惚れちゃうーvv』とか

言ったらどうだ。」

「この世の全ての富を積まれたって絶対言わない。」

鈴木「ふっ、素直じゃない奴めvvそこがまた可愛いのだがな♪」

死「お前のそう言う所がにくったらしくてたまらんのだ。」

鈴木「じゃあもらった質問を。今夜は中氏さんより『死々若さんと、鈴木さんが初めて会ったときって、

どんな感じでしたか? その時から(若さんが)敵対心を抱いてたんですか?

それとも、最初は仲が良かったんですか? 気になって夜も眠れません。 どうか教えて下さい。』

だそうだ。懐かしいなぁ、お前と初めて会った頃の事・・・」

死「敵対心も何も俺と鈴木は他人だしこれからずっと先も他人の関係を貫いて行くつもりだ。」

鈴木「そんなっ!!お前は忘れたのか!?あの最初に出会った日の熱い夜の事を・・・」

死「会ったのは夏だったか?」

鈴木「そう・・・あれは私がまだ怨爺を名乗っていた頃・・・」



-回想-

鈴木「えーと、この部屋だな。他の奴はまだ来ていないか、全く、時間にルーズな奴らだ。」

コンコン(ドア)

鈴木「むっ?誰じゃな?」

死「死々若丸だ。この部屋だろ?裏御伽チームは。」

鈴木「おお、そうじゃそうじゃ。」

ガチャ

死「お初にお目に掛ける。お前が怨爺か?」

鈴木(なっ!?なんと私好みの私の美しさに勝るとも劣らぬとも五十歩百歩な顔だ!!

なんと美しい・・・まるで自分の顔がそこにあるがの如く・・・) ←心の雄叫び

死「おい?大丈夫か?ぼーっとして。」

鈴木「いっ、いや!!何でもないぞ!!それよりどうじゃな?わしの作った魔哭鳴斬剣は。」

死「ああ、初めて通販と言うものをしたが便利な物だな。刀はなかなか良かったぞ。

俺の手によく馴染む。」

鈴木「そうかそうか。それはよかったのぉ。」

(ああっ!!私も通販でお前を買いたい・・・vv)←心の変態な叫び

死「やっぱり変だぞ?疲れているのか?」

鈴木「いやいや、大丈夫!むしろ血圧上昇!!」

死「いや、良くないだろ、それは。座ってろ、俺が茶を入れてやる。コーヒーは飲んだ気がしないからな。」

鈴木「そうかい?悪いの・・・」

(ああ!!お茶を入れる仕草もなんと大和撫子的で可愛いんだ・・・!!)

死「他の連中はまだ・・・おい・・・顔から何か湯気出てるぞ?」

鈴木「へ?ああ、コレは若気の至りじゃ!!」

死「そのままあの世に行く前に病院行った方が良くないか?」

鈴木「ほっほっほ!!まだまだ若い者には負けはせんぞvv」

死「ならいいが・・・ほら、熱いから気を付けろよ?」

鈴木「おお、かたじけないの・・・

(ああ・・・出会った瞬間から、私達はめ・お・とvv)

ずずっ・・・あっちちちちちち!!」

死「大丈夫か!?だから熱いと言っただろ・・・」

鈴木「いやー、すまんすまん、普段は紅茶じゃからの・・・」

死「そうなのか?とりあえずタオルぬらしたからこれで冷やせ・・・」

鈴木「死々若・・・」

死「火傷(やけど)しなかったか?」

鈴木(ああ・・・こんなに優しくしてくれるなんて・・・ここはもう結婚を突きつけるしか無い!!)

死々若!!」

死「何だ?」

鈴木「わ、私と末長い夫婦生活を前提に結婚を・・・」

黒・裏・魔「「「ちわー!!裏御伽チームのモンですけどー!!」」」

鈴木(人のプロポーズを邪魔しやがって!!)



-後日(暗黒武術会後-

鈴木「死々若・・・姿を隠していてすまなかったな・・・」

死「別に・・・過ぎた事だ・・・」

鈴木「死々若・・・私と結婚してくれ!!」←早すぎ

死「・・・は?」

鈴木「出会った時から・・・いや、地球が出来る前から私はお前に結婚を申し込む決心をした!!」

死「まだ存在もしないうちに勝手にプロポーズの決心をするな。」

鈴木「いきなり言われて戸惑うのも無理はない!だから3分後返事を聞かせてくれ!!」

死「答えは決まっているが俺の今後の人生における重要な返答考慮時間はカップラーメン程度か?」

鈴木「さぁ!!返答はいかに!?」

死「断る。」←あっさりばっさり





鈴木「初めて会った時はあんなに優しかったのに、どこに行ってしまったんだあの日のお前は!!」

死「あの日にいるんだろ。こっちだってまさか爺さんからこんな生物に変わるなんて思いも寄らなかったわ。」

鈴木「さなぎは蝶へと美しく変化して行くのだ!!」

死「だったらお前はさなぎのままでいろ。何が美しく変化だ。凄まじく変態化しただけだろうが。」

鈴木「死々若!!お前の言葉はちくちく心に刺さるぞ!痛いぞ!なんか嬉しいぞ!!」

死「だったら本物の刃で刺そうか?お前に作ってもらったこの刀でな・・・」

鈴木「嫌だ!!そんなものよりお前の口づけ攻撃がいい!!」

死「誰がするか!!!何が熱い夜だ!!ただお茶をこぼしただけだろうが!!」

鈴木「熱い夜は熱い夜だ!!


エンドレストークにより番組を終了いたします。皆様良い夢を・・・


※この放送は『一服したい時も一服盛りたいときも・・・』でお馴染みの『蔵馬の茶茶茶♪』がお送りいたしました。