『ラジオ小説第二弾』


蔵「ハイ、最近俺との毎晩逢瀬が続きますねvv蔵馬ですv」

陣「"おうせ"って何だ?なぁ、凍矢?」

凍「お前はまだ知らなくていい事だ、陣。」

陣「ぶー、蔵馬ー、あんまし難しい言葉使うなだべ。オラ分かんねぇだ。」

蔵「すみません、俺ああ言う単語が自然に出る人種なんで。」

凍(厄介(やっかい)な・・・)

蔵「さて、今夜も熱いトークしましょうか、ねぇ?お二人さんvv」

陣「蔵馬やけに楽しそうだべ。何かいい事あっただか?」

蔵「いえ、これから起きる予定ですよ。イイ事vv」

凍(久々にとてつもなく嫌な予感がする・・・)

蔵「ハイハイ、前置きはこれくらいにして、頂いたお便り読みますねvv

えー、瑠璃さんから頂きました、『え〜と、恥ずかしいかもしれませんが、(得に凍矢君)

陣君と凍矢君は実際どこまでいってるんですか?って言うより初・キッスはいつですか?もしまだでしたら、

陣君、いつやるんですか?頑張ってください!応援しています!』だそうですvv

さっ、元気良くお答え下さいねv」

陣「どこまでって・・・」

「どこまでもー、かーぎりなくー、降り積もるゆーきとあなたへのおもい!!」

蔵「ハイ凍矢君、恥ずかしいからって歌ってごまかさない!」

陣「ん?何が恥ずかしいだ?オラと凍矢は魔界から人間界まで行っただよ?でキスって・・・」

凍「陣!!お前鱚(きす)の天ぷら好きだろ!今日はキス天にしような!!」

蔵(ちっ・・・妨害しおってからに・・・)「いえいえ、陣、行ったと言うのはそう言う事じゃなくて・・・」

凍「蔵馬!!陣にそう言う事をふるな!!」

蔵「なら貴方の口からお聞きしますvv」

陣「応援してくれるってさ♪ありがとだべvv」

凍「そういう応援じゃないだろ・・・」

蔵「凍矢?残念ですが我々には頂いた質問に忠実に答える義務があります。」

凍「今まで一回だってまともに答えてないだろ・・・司会だってまともじゃないし・・・こんな事答えられるか・・・」

陣「なぁなぁ、オラ何をすればいいだ?頑張ってって言われたけど?」

「頑張らんでいい!!」

蔵(うーん、このままではラチがあかない、もといリスナーのお嬢さんがときめけない・・・)

「ねぇ陣?陣は凍矢の事どう思います?」

陣「へ?好きだよvv」

凍「(///)!!」

蔵「では凍矢は?陣の事どう思ってるんですか?」

陣「・・・・・♪」

「うっ・・・・!!」

蔵(よし・・・煽る(あおる)か・・・)

「"うっ・・・"て・・・凍矢・・・陣の事嫌いなんですか?」

凍「・・・!そんな事・・・!!」

陣「凍矢・・・オラの事・・・嫌い・・・うっ・・・オラもバカだけど凍矢もバカー!!

凍「陣!!待て・・・」

蔵「ああ、自分の事もちゃんと理解しつつ飛んで行っちゃいましたね・・・陣・・・」

凍「陣・・・」

蔵「いいんですか?追わなくて・・・」

「くっ・・・陣!!」

蔵「行きましたね!カメラさん!!二人を追いますよ!!」

※ラジオ放送にカメラは必要ありません。(By 番組スポンサー即ち黄泉)



とあるムーディな海岸(またの名を湘南海岸)

蔵「えー、今回の企画初野外収録となりました。司会は引き続き蔵馬、蔵馬でお送りいたします。

さて、問題のお二方は・・・あっ、いましたいました・・・」


陣「・・・・・・・・」

凍「陣・・・・・」

陣「・・・・・・・・」

凍「すまん・・・陣・・・」

陣「別に・・・凍矢何も悪くねぇだよ・・・」

凍「その・・・何だ・・・何て言えばいいか分からなくて・・・」

陣「・・・?」

凍「俺達は最近お笑い集団化しているが一応今でも忍びだ・・・だから友達とかそう言うのには

無縁な存在なんだ・・・分かるな・・・」

陣「うん・・・でも幽助達も酎達も友達だべ。」

凍「そうだな・・・鈴木ともってのは危険だが、でも俺とお前は違う・・・」

陣「じゃあオラと凍矢って何だべさ?」

凍「うまく言えないが・・・言葉で表せるものじゃないって事は言えるな・・・」


蔵「おお、皆さんお聞きしてますか?何とも凍矢の切ない気持ち、もどかしくて言えない言葉、とまどう表情・・・」

※言葉ともかく表情は聞けませんて、蔵馬さん。(By 番組スポンサー)


凍「一緒にいたいって言うだけじゃ・・・足りないか・・・?」

陣「凍矢・・・」

凍「お前はどうだ?」

陣「うん・・・そうだな、ずっと一緒にいたいだな♪うん、いるだ!!」

凍「こらっ!!抱きつくな!!」

陣「あっ、番組忘れてた!!」

凍「お前が飛び出したからだろう・・・」

陣「ぶー、だって凍矢がはっきり言わないから・・・」

凍「い、言えるか!!だいたいお前こそ恥ずかしくないのか!?簡単にす、す、・・・」

陣「ん?だって好きだもーん!難しい事は分かんなくても好きなんだべ!」

凍「・・・・・ふっ・・・たった二文字が言えない俺もやはりバカか・・・」

陣「言えないって事は・・・言いたいって事だべか?」

凍「そ、そうじゃなくて・・・」

陣「へへっ・・・そうだ!"どこまでいった"ってどういう事だべ?」

凍「ったく・・・お前も変な時に思い出すな・・・」

陣「だってホントにわかんねぇんだもん。」

凍「その答えは・・・」

陣「答えは?」


どこまでいったかじゃ無く、ここからスタートだって事だ・・・


蔵「見つめ合う二人!そう、この構図を待っていた!!陣!!そこで決めるんです!!さぁ!!

それで皆が待ち望むエンディングが迎えられます!!」


黄「やぁ!!そこの青年達!!私と一緒に肉体美を魅せ付けサーフィンをしないか!!」

「アンタって人は・・・人が苦労(←特にしてない)してセッティングした好シチュエーションを!!」

黄「何だ!!私がサーフィンして悪いか!?」

蔵「ええ!!海洋汚染まっしぐらですよ!!貴方の脂足で!!」

陣「何か海が騒がしいけど、凍矢オラ腹減っただ!帰って夜食食べるべ!!」

凍「お前もう少し神妙と言うものになれないのか?せっかくの夜の海辺で・・・」

陣「だって海に来たら焼きトウモロコシとかき氷とラムネだべvv」

凍「夜中にかき氷はやめておけ・・・」

陣「あっ!瑠璃ちゃんはどこまで行っただ?広島?」

凍「聞くな!!」


※この放送は、『初キッスはイチゴミルクかき氷味vv』でお馴染みの『黄泉こり氷(ごおり)』でお送りしました。