『ラジオ小説第二弾』


鈴木「グッドイーブニーング!今夜も私はハイテンション!!全国の婦女子も寝不足警報発令中だな!」

鈴駒「大きい声出さないでよ、うちらただでさえ近所迷惑要素なんだから。」

酎「かてぇ事言うなって♪」

鈴木「喜べ酎!今夜はむっさいお前にもお誘いのお便りがあったのだぞ。」

酎「馬鹿言え!おめぇにお誘いが来て俺に来ないわけねぇべ!」

鈴駒「二人そろってお誘いなんて今後二度と無いだろうけどね。」

鈴木「馬鹿者!!歴史と流行は繰り返すのだ!!」

鈴駒「歴史に逆らう者は滅びるんだよ!それでなくてもそこで変な発言しないか死々若が刀を抜いて見張ってんだからさ。」

鈴木「と言うわけで、リリアンちゃんから恋話をして欲しいとの事だ。」

酎「濃い話?何だ、俺のすね毛が見たいってか?ホレ、好きなだけ拝め♪」

鈴木「見せるな!気色悪い!!」

鈴駒「だからって脱毛処理したすべすべな酎の足なんか見たくないけどね。」

鈴木「恋話だ!恋話!!まぁ、お前達にはこの世で最も無縁な話題かもしれんがな!!」

鈴駒「恋が実らないって言う点ならお前も十分無縁だよ?」

酎「相手が相手だからな。」

鈴木「何を言う!!私と死々若はいつでもどこでも相思相愛!!私の愛はいつもMAXストーレート!!」

鈴駒「その愛思いっきり叩き返されてるけどね。」

鈴木「それよりお前達はどうなのだ?流石ちゃんと棗さんとは。」

鈴駒「オイラ2週間に一回は流石ちゃんとデートしてるよ♪ショッピング行ったり映画行ったりね♪」

鈴木「うむ!清い交際だ!!」

酎「俺だって今熱烈猛烈カツレツにアタック中よ!!」

鈴木「ふっ、お前達も美しくないなりに努力している様だな。だが、まだまだ私の愛には敵うまい。なぜなら

私の愛は出来たてのビビンバよりたぎっている!」

鈴駒「ならアンタのそのたぎる愛見せてよ。」

鈴木「望むところだ!!して、どうように証明すればいい?」

酎「ここに熱湯風呂があるんだがその愛でこの風呂に入ってみろよ。」

鈴木「ふん!この程度の熱湯ごときで私の愛は崩れんぞ!!はぁっ!!

鈴駒「おおー、ホントにたぎってるよこの人。」

酎「どんどん温度が上昇してるな。鈴木のラブパワーで。」

鈴木「ふっふっふ・・・どんなもんだ・・・」

酎「えーと、温度はっと・・・おっ!180度だ!」

鈴駒「わー、エビフライさんがカラッと揚げられる温度になったね。」

鈴木「私は海老天かー!?」

鈴駒「いや天かす。」

酎「俺はかき揚げ食いてぇな。」

鈴木「私は揚げ物屋じゃない!!」

鈴駒「いいじゃない、揚がり者で。」

鈴木「もう十分私の愛を見ただろ。もう出るぞ。」

酎「あ、待てって。二度揚げすっから。」

鈴木「揚げるな!!」

鈴駒「まぁ、コレであんたが熱湯に強いのは分かったけどさ、」

鈴木「愛の力だ!愛の!!」

鈴駒「でも、お前死々若とのラブ話一つも無いじゃない。失恋ならてんこ盛りだけど。」

酎「毎日告って毎日振られてるからな。」

鈴木「堪(た)えるのも愛の形だ。よし、そんなに言うなら私と死々若のちょっと過激vな話しをしてやろう♪」

鈴駒「過激ってどんな?あんたの自作自演な歌劇じゃないよね?」

鈴木「ノン!!何と!死々若が私に迫ってきた話だvv」

酎・鈴駒「「へぇ・・・」」

鈴木「あれは草木も眠る丑三つ時から4時間後の事・・・」

鈴駒「素直に朝6時半て言いなよ。」

鈴木「うるさい!おとなしく聞きなさい!!」



-v回想シーンv-

死「鈴木・・・俺はもう待てないんだ・・・」

鈴木「死々若・・・まだこんな時間じゃないか・・・みんな起きてる・・・」

死「構わない・・・誰に見られようと・・・」

鈴木「い、嫌だ・・・私は、まだ心と体とラジオ体操の準備が・・・!」

死「ふふっ・・・さぁ、おとなしく観念しろ・・・どうせ誰も来やしない・・・」

鈴木「待て・・・」

死「心配無い・・・すぐに楽になる・・・どこから行こうか・・・」

鈴木「強引だぞ・・・死々若・・・」

死「仕方ないだろ?お前が悪いんだからな・・・」

鈴木「死々若・・・」

死「鈴木・・・死ね!!

鈴木「死々若!そんな朝っぱらから刀ぶんぶん振り回すな!!」

「お前が振り回させてるんだろうが!!いきなりと言うかいつも変な物飲ませようとしおって!!

今すぐお前を処刑してやる!そこに直れ!!」

鈴木「ホラ、実験は寝起きに限るって言う古来からの言い伝えが・・・」

「初耳だそんなもん!!」

鈴木「黙って実験しようとした事は認める!!だが最近死々若怒りっぽすぎるぞ!!」

死「俺はお前と初めて会った時から堪忍袋の緒が切れっぱなしだ!!!」

鈴木「死々若!怒ると肌に響くぞ!ホラ、私と一緒にビューティを目指そう!」

死「黙れ俺の肌荒れの原因!!」

鈴木「なら私が作ったこのを・・・!!」

死「そんなモンいらん!お前の首をよこせ!!」

鈴木「そうか!!ホラ、好きなだけ私の唇を・・・」

「首だって言ってるだろうが!!」

鈴木「ああああああ!!」



鈴木「どうだ?思わずうっとりとろけるまろやかなラブロマンスだろ?」

酎「どこがどうラブロマンスなんだよ。ラブっつーよりバイオレンスだぞ。」

鈴駒「確かに過激な発言は飛び出しまくってたけど。」

鈴木「ふぅ、所詮お前達にはこのロマンチスト鈴木の愛は理解出来まい!」

鈴駒「何がロマンチストだ!!お前でっかい雲見てラピュタだって言うのもいい加減にしてよね!!」

酎「そうだそうだ!」

鈴木「何だと!?だいたいお前達はいつも・・・」







エンドレストーク・・・




※この放送は、『疲れもどっと私の魅力で落としますv』でお馴染みの『湯煙黄泉物語入浴剤』でお送りしましたが、番組強制延長のためお送りきる事が出来ませんでした事を

深くお詫び申し上げます。