-9000Hit-〜『死々雪姫』〜下巻
蔵『死々雪姫は自分で殺す宣言をしたお妃様は何やら危険なモノを作っていました。』 躯「ふふっ、これができれば死々雪姫はアッという間にあの世行き・・・」 飛「躯、何を作ってるんだ・・・すごい匂いだ・・・」 躯「ああ、飛影。お前小人なのに何でここにいるんだ?まぁいい。設定では毒リンゴだったけど オレがアレンジ入れてクッキーにしてみた。」 飛「クッキーでもリンゴでも納豆でも構わんがどんな毒を入れたんだ?」 躯「毒はまだ入れてないぜ?これから入れるんだからさ。」 飛(毒なしでこの匂いとは・・・) 奇(躯様の料理は正に悪魔の儀式なのだ・・・) 躯「さ、出来たぞvv早速コレを死々雪姫に食わせに行くとするか♪」 飛「あ、匂いが収まった。香ばしい香りが・・・」 黄「毒を入れた方が香ばしいクッキーって一体・・・」 蔵『一方、小人達の家では・・・』 陣「死々雪姫ー、ここの生活は大分慣れただか?」 死「ああ、酎の足の臭さと酒の臭さも日が経てば慣れるものだな。」 凍「姫さえよければずっとここに居てもいいいんだぞ?」 コ「その方が華があるしな。」 死「かたじけない・・・」 幽「ほんじゃ小人の仕事、競馬に行くとしますか。」 飛「違う。もんじゃだ。」 酎「そうじゃねぇだろ、酒のディスカウントショップに行くんだろうがよ。」 鈴駒「木を切りに行くんでしょ、木を!!」 コ「ワシナイフとフォークより持ったこと無いのに〜。」 飛「なんちゃってお坊っちゃんが・・・」 幽「しゃぁねぇよ、コエンマまだ赤ちゃんだもんな♪」 凍「とにかく木こりの仕事をしに行って来る。姫、留守を頼んだぞ。変な勧誘が来るかもしれないから外に出るなよ?」 死「ああ、お前達も気を付けてな。」 蔵『こうして死々雪姫は一人お留守番をすることになりました。そこへ・・・』 トントン 死「ん?誰か来た。」 躯「すまん、オレはお菓子のセールスをしているんだがお一ついかが?」 死「でもアンタのカッコどっから見てもダス○ンだぞ?」 躯「コレしか無かったんだ。気にするな。これでもクロ○コにするか悩んだんだぞ?」 死「はぁ、左様で・・・」 蔵『小人達にカギを開けてはいけないと言われていた死々雪姫ですが、この人はいい人だと思いこみ、 扉を開けてしまいました。まさか自分を殺しに来たお妃様だとは思わず・・・』 躯「うまいぞ、この手作りクッキー。」 その頃、お城では・・・ 部下@「おい、聞いたか!?台所から高濃度のダイオキシンが検出されたってよ!!」 部下A「オーブンが原型をとどめないくらいにひしゃげたらしい!!」 部下B「恐るべし躯様・・・」 死「じゃあ一つもらう。タダなのか?」 躯「もちろん。」 死「それじゃあ頂く・・・」 躯(くすっ・・・) 蔵『死々雪姫は騙されて毒入りクッキーを食べてしまいました。』 死「うっ・・・!?」 躯「ふっ、食べたな?それは手作り毒入りクッキーだ。」 死「貴様・・・!!義母・・・!!」 躯「これで世界一の美女の座はオレのモノだ!!さらばだ死々雪姫!!!」 死「もともと・・・俺は・・・男だ・・・」 パタッ・・・ 蔵『死々雪姫は最後に一言残して死んでしまいました。木こりの仕事から帰ってきた小人達は悲しみにくれました・・・』 修「あっ、死々雪姫死んじゃった・・・」 黄(かわいそうに・・・これから彼女に追い打ち的な悲劇が・・・!) 陣「うえ〜ん、死々雪姫が死んじまっただ〜!!」 凍「俺達が家を空けたばっかりに・・・!!」 飛(やはりあのクッキーではひとたまりもないか・・・) 幽「せっかく新しいふんどし買ってきたのに・・・」 コ「いやはや、寝顔も美しい!ワシには敵わんがな。」 酎「まだお酌もしてもらってねぇのに・・・」 鈴駒「誰がこんなコトを・・・」 蔵『小人達は死々雪姫の棺桶の前でおいおい泣きました。そこへ・・・』 鈴木「やっと出番が回ってきた。ややっ!!なんと美しい姫か!!」 鈴駒「何アンタ?」 鈴木「私は王子だ!!この美しい姫を私にくれまいか!?」 飛「くれるも何もコイツは死んでいる。」 鈴木「なら私が姫を目覚めさせたら私の妻にしてもいいのだな?」 凍「また強引な・・・」 鈴木「この時のためにお口クチュクチュモンダミン(ハーブの香り)を100回してきたのだ!!」 鈴駒「ちょっと!!まずは心肺蘇生とか救急車を呼ぶことを試みようとは思わないわけ!?」 鈴木「何を言う、キスだって立派な心肺蘇生ではないか!!」 鈴駒「明らかにキス狙いじゃん!!」 凍「気道確保より唇確保狙いだな・・・」 幽「おい、死々雪姫から冷や汗出てんぞ・・・」 凍「死々雪姫には生き返って欲しいがコイツに渡すのは嫌だ・・・」 コ「そのまま生け贄だからの。」 陣「死々雪姫にだって選ぶ権利はあるべ。死々雪姫、誰にちゅーしてもらいてぇだ?」 幽「いや、死んでるんだから聞いても意味無いだろ。」 飛「いや、小さく指を動かして嫌だってサインは送ってるぞ・・・」 螢「あの、修羅君にこんなの見せていいんですか?」 黄「ま、まぁ、コレも教育でしてな・・・」 躯「どこが?」 鈴木「とにかく!!私と死々雪姫があつーい接吻をしないとこの話は終わらないし、そのあとの めくるめくる二人の新婚初夜は始まらんのだ!!」 鈴駒「なおさら阻止しなきゃならないじゃん!!」 酎「でもいい加減この話のフィニッシュさせねーとページやべぇぞ?」 コ「こうなったら全員で誰が死々雪姫にキスをするか決めようじゃないか!!」 鈴木「待て!!それじゃ私の王子というポジションの意味が無いではないか!!」 凍「黙れすねかじり!!」 陣「じゃあ何で決めるだ?」 酎「酒飲みか?」 幽「タイマンか?」 鈴木「美しさ対決か?」 コ「ここはじゃんけんだ!!恨みっこなしでな!!」 陣「分かっただ。」 凍「死々雪姫・・・負けたら許せ・・・」 幽「ほんじゃあ行くぜ!!じゃん・けん・ぽん!!!」 一同「はっ!!」 螢「誰が勝ったの!?」 修「あっ、僕の勝ちだ!!」 凍「修羅!?」 鈴木「コラ、お前は観客だろうが!!」 陣「でも勝ちは勝ちだべ。」 修「死々若にちゅーってすればいいんでしょ?んーvv」 黄「修羅!!パパにだってちゅーvvしてくれたコト無いのに!!」 死「ん・・・修羅?」 修「あっv死々若起きたー!!」 鈴木「わっ、私が奪うはずだった唇がっ!!」 凍「とりあえず悲劇は去った・・・」 蔵『こうして修羅の飛び入りのキスによって死々雪姫は生き返るコトが出来ました。』 修「死々若ー、僕のお嫁さんにしてあげるvv」 死「コラ、そーいうのはまだお前には早いぞ。でも助かった・・・」 鈴木「死々若、そんなチミッ子に唇は譲れるのに私には舌も入れさせてくれないのか!!」 鈴駒「いきなりディープ!?」 死「貴様に奪われるくらいならこの唇自ら放棄するわ!!」 陣「でもそんなコトしたらごはん食えねぇだよ?」 蔵『こうして死々雪姫は王子と結婚することなく幸せに余生を送ったというコトです。めでたしめでたしvv』 飛「どーでもいいがこのどたばたに終わるのは何とかならんのか?」 躯「無理なんじゃないのか?どの話にも起承転結がなってないからな。」 北海様からのリクエストの9000Hit小説でした〜。久し振りに長くなりましたね。 私実は白雪姫の話よく知りません・・・どーも日本昔話系が好きだったらしいです。なんかすっかり定着してしまった なんちゃって童話シリーズですが実はコレ一番苦手なんですよ。 きっかけは多分若デレラでしょうね、アレ結構人気あるんですよ。(何故?)でも童話ってあらかじめ話決まってるから なかなかギャグが生まれないんですよ・・・まさかサイト立ち上げてこんなに小説を書いてる自分がいるとは思って なかったのに・・・リクエストありがとうございました!! 〜殿〜