美しい魔闘家鈴木の美しい魔闘家鈴木による美しい魔闘家鈴木のための
『SUZUKI MEMORYS!!』−終章−ニーハオ月アニョハセヨ日(金)天気:紫外線さえも跳ね返す至高の美白!
世の中にはいろいろな呼び方があると思う。
例えば"佐藤 太郎"と言う名前があったとする。
きっと佐藤さん、太郎さんとさん付けで呼ぶ者もいるかもしれない。
もっとくだけて佐藤、太郎と呼ぶ者もいるかもしれない。
あるいは合体して佐太郎と呼ぶ者もいるかもしれない。
だが私は思う。某執事漫画の某シェフも言っていたが名前とは正しく発音した方がいいと思うのだ。
余談だがコレを書いてる管理人はよく名前を間違えられるぞ。手紙の宛名でも自動車学校でも。
つまり!皆私を慕って鈴木と呼んでいるが、私の名前は『美しい魔闘家鈴木』だ!
何だと?美しいはともかく魔闘家は名前の一部じゃなくてキャッチフレーズみたいなモノだろだと?
ノン!違うぞ死々若。美しいのが私、美しい魔闘家なのが私、全てをくっつけて
『美しい魔闘家鈴木』なのだ!略すなど言語道断!横断歩道は青になってからきちんと渡れ!
決めた!今日一日は名前を略さずに呼ぶキャンペーンとする!
もちろん皆私の事は『美しい魔闘家鈴木』と呼べ!足りないと思ったら『格好良くて頭脳明晰明朗快活で』等と
付け足しても構わん!
死々若の事はフルネームで死々若丸!
酎の事は足が臭いのんべ錬金妖術師酎!
こち亀の事はこちら葛飾区亀有公園前派出所!
携帯も携帯電話!
イギリスの事もグレート・ブリテン及び北方アイルランド連合王国!
FFもファイナルファンタジー、ドラクエもちゃんとドラゴンクエストと呼ぶのだ!
そうしないとドラゴンクエストなのかドラエモンクエストなのか分からないからな!
分かったか死々若!おっと、分かったか死々若丸!今日はちゃんと私の事を『美しい魔闘家鈴木』と・・・
何?私とお前の間でそんなよそよそしい呼び方なんて嫌だと?
・・・・・し、仕方ないな・・・お前がそこまで言うのなら、鈴木と呼ばせてやろう・・・
※ふん・・・ちょろい・・・By死々若
クール月グレート日(土)水もしたたるイイ男v
そろそろ夏休みの計画も考えねばならんな。
早めに宿や交通機関を手配しておかないと間に合わないからな。
やはり夏なのだから海が良いと思っているのだが、山も捨てがたい。
海は死々若の水着姿が拝めるし、日焼けクリームを塗るフリ・・・いやいや、塗る事によってスキンシップも
出来るし、何より人気のない浜辺で美しい夕日を独占するのは私と死々若・・・vv
陣と鈴駒はビーチバレーで遊んでればいいし、
酎は酔っぱらってればいいし、
凍矢はビーチパラソルを立てて昼寝やら読書をしてればいいしv
でも山も捨てがたいのだ・・・
大自然の中で蚊に襲われる死々若を守って男らしいトコも見せたいし・・・
何より山の夜は真っ暗だから手を出しても見つかり・・・いやいや
大自然という環境で互いに協力しあい、助け合うと言う事を学ぶのもまた勉強だ!
よし!一応死々若の意見も聞いておくか!
「死々若、夏休み何処に行きたい?お前のリクエストでいいぞvv」
「お前のいない場所。」
・・・・・・・・夏なのに・・・氷点下・・・
ボンジュール月オーシャンゼリゼ日(日):火照った肌を冷まして・・・
・・・何という事だ・・・この私が風邪を引くなんて・・・!!
多分原因は昨日の氷点下のせいだと思うが・・・
私の美貌は風邪のウイルスまでも虜(とりこ)にしてしまうのか・・・!!
しかし・・・これではゴホッゴホッ・・・のどが痛くて・・・咳も・・・
ああ・・・何だかフラフラもしてきたぞ・・・
こんな時は死々若の看病にか・ぎ・るvv
死々若は優しいからこういう時はおかゆも作ってくれるし、リンゴもすってくれるし、
プリンも買ってきてくれるし、寝るまで添い寝してくれるし!
斬!
・・・げほっげほっ・・死々若、病人に対して荒技を・・・!
「それで?どんな感じだ?熱は?」
「うむ・・・クイズ番組を見ていて、その答えはCMの後と言われて裏番組の野球を見ようとしたら野球中継もCM中で
また別の番組にチャンネルを回しているうちにクイズ番組の解答が終わってしまって次の問題に移ってる時の様な
何だかもどかしく儚い、そんな感じだ・・・」
「そんな風邪の症状は聞いた事が無いが大丈夫そうだな。むしろ無事じゃないのは風邪のウイルスだな。」
「大丈夫などではない!悪寒がして吐き気も若干あるのだぞ!」
「俺はいつもお前に感じている事だな。だからそれは風邪じゃない。」
「ああ・・・死々若・・・この辛さをお前にまで味あわせるワケにはいかない!早く!ここから去るんだ!」
「ああ。言われんでも貴様から遠ざかってやる。」
「待て待て!そんなあっさり風味を売りにした塩ラーメンみたいな事を言うな!嘘でもいいから
『鈴木・・・そんな事言うな。お前が辛いのを見てて立ち去れるわけ無かろう・・・
風邪のウイルスもお前の美しさに嫉妬して悪さしてるんだ・・・だから俺に菌を移せば少しは症状も軽くなるだろう・・・
だから俺と接吻して・・・』
斬!!!!!!!!
「ほぉー、最近の風邪は妄想も激しくなって虚言癖まで出るらしいな・・・」
「ほんの微熱ジョークなのに・・・」
「だから黙って大人しく無の境地で寝てろ。これ以上妄想癖が激しくなるのは俺にしても迷惑だ。」
「くすん・・・だって死々若看病してくれないんだもん・・・凍矢だったら陣が風邪引いたらつきっきりで
看病してくれるのに・・・」
「陣が風邪を引くとは思えないが、お前が引いてるからその可能性も否定は出来ないが、要はお前がつきっきりで
看病したくなる奴かどうかって事だろ。」
「じゃあお前にとって看病したくなる様な奴はどんな奴だ。」
「さぁな。少なくともお前は違うと言う事だ。」
「口の減らない奴だな。素直に心配してると言えばいいものを。」
「俺は心底呆れてるだけだ。」
「ふっ・・・だが次に起きた時はお前もとある病に伏している事だろう。」
「俺が?何のだ?」
「恋と言う病にだ!!」
斬!!!!!
「・・・すぴー・・・」
「ふん・・・風邪なんて寝れば治るんだ。単純なコイツならなおさらな。」
等と他愛もない話をしているうちに寝てしまったが、結構症状は重いな・・・
熱がなかなか引かないし、体は火照ってるし・・・ああ、熱を帯びた私も美しい・・・
悩殺モノだ・・・にしても・・・死々若マジで看病してくれないし・・・うぅ・・・私達はこの程度の関係だったのか・・・
むっ・・・?何だか頭がひんやりしてきた・・・
「鈴木風邪だって?珍しい事もあるだなー。」
「こんな質の悪い奴に感染する風邪だ。お前達も気を緩めるなよ。」
「それより珍しいのは死々若じゃないの?リンゴやアイス買ってきたり、氷枕用意してあげたりさ。」
「明日は流氷が降ってくるかもな。アザラシ付きで。」
「どうせなら新巻鮭を降らせて欲しいものだ。」
・・・・・くすん・・・死々若・・・冷たいフリしてても本当は私の事を・・・
「ぎゃあぎゃあ言われる方がうっとしいからな。」
「じゃあ今のうちにコイツの研究所の薬を撤去しに行くか。」
「賛成ー♪」
「今日は安心して飯が作れるな。」
「なぁなぁ、お粥作るならオラも欲しいだ♪」
「お前は元気だから必要ないだろ。」
「コイツが復活しない内に片を付けるぞ。」
「あいあいさー♪」
「・・・・・早く良くなれよ・・・」
「・・・・・・・・・・ああ・・・」
「・・・起きてるならそう言え・・」
「お前の一言で私は起きるさ・・・」
「・・・・・りんご・・・すっておいたからさっさと食え。茶色くなる。」
「・・・サンキュ・・・」
やっぱり死々若は素直じゃないな♪
皆さんご唱和下さい。
相変わらず日記じゃないね!!
いいんです。バックだって結果だってオーライでいいんです。
何だかシリーズが進めば進むほど長くなってますな・・・