蔵「と言うワケで、第一回『どっきり肝試し』を始めたいと思いまーす・・・」
鈴駒「何でこの季節に肝試しなのさ。」
蔵「肝試しを夏以外にやっちゃいけないなんて法律はありませんからね・・・」
死「夏にやってこそ効果を発揮する物だと思うがな。」
蔵「なら墓場で運動会します・・・?」
凍「どうでもいいが蔵馬、顔に懐中電灯当ててしゃべるな・・・」
陣「妙に雰囲気出てるだな蔵馬。」
飛「地が地だからな・・・」(ぼそっ)
蔵「飛影・・・?言いたい事はそんなぼそっと言わずにはっきりと言った方がいいですよ・・・?
でないと背後から・・・わあああっ!!!なーんて桑原君が出てきたりしてね・・・?」
幽「そりゃあいきなり暗いトコであいつの顔なんか見たら昇天モノだけどよ。」
鈴駒「昼間でもどっきりするけどね。」
黄「どっきりしてるのは私の通帳だ・・・」
躯「どっきりする程無いだろ。」
鈴駒「脈無しだよね。」
陣「で?肝試しって言うからにはやっぱどっかお化け屋敷みたいなトコにでも入るだか?」
蔵「いえいえ・・・そんな肝試しらしい事でなくても肝は試せますよ・・・」
死「その前にその口調やめろ・・・」
酎「肝試しっつったらやっぱ酒飲みだろ!肝臓ギリギリまで飲めた奴が真の肝試しストよ!!」
幽「おっ!それいいね!」
死「そんな不健康な肝試しが出来るか。」
鈴駒「てかオイラ未成年なんだけど。」
蔵「さてさて、前口上はこの位にして肝、試しますか。」
鈴木「具体的にどんな事をするのだ?私の美しさをどこまで正視出来るかと言う勝負でもするか?」
死「肝試しじゃなくて鈴木の肝つぶしでは駄目なのか?」
黄「蔵馬、先に言っておくが今回は勝負形式をとっても賞金の類は一切・・・」
躯「何?参加者全員にもれなく賞金贈呈?いやぁ、悪いな黄泉。」
黄「違う違うちがーう!!」
蔵「え?ここは健全性を尊重して世界一周旅行を贈呈?太っ腹ですね黄泉。」
黄「健全と世界一周がどうやったら結びつくんだ!?」
蔵「大丈夫。ハローとアイムソーリーとグッバーイで何とか英国圏は渡って行けます。」
幽「そうだそうだ。フランス行ったらボンジュールとシルブプレとオーシャンゼリゼで立派なパリジェンヌよ。」
鈴木「甘い甘い。私と死々若ならアイラービューvvでOKだ!」
凍「どこがOKなんだ・・・」
鈴駒「あんた英語で道聞かれたらI LOVE YOU!で返すの!?」
躯「とんでもない道案内だな。」
蔵「そう言うわけで賞品が決まりましたね☆皆さん頑張って下さいねvv」
黄「頑張るな!頑張らせるな!!」
飛「どうでもいいがやるならさっさとしろ。もう眠い。」
躯「いつもだろ。」
幽「なぁなぁ、早くやろうぜ蔵馬♪」
蔵「ふふ、はりきってますね幽助。ですが、普通の肝試しを予想していた、
もしくはその方が良かったと思ってらっしゃる読者の皆様には
大変申し訳ありませんが、読者の皆様にもこの肝試しに参加して頂きます。」
凍「確かに妖怪がお化けを怖がっても仕方ないしな。」
飛「お化けや幽霊より怖いモノなんざ隣にいるモンだ・・・」
陣「みんなもって、どうやって参加すればいいだ?」
蔵「皆様には想像力をフルに使って頂いて、肝試ししてもらいます。脱落形式で行いますので
皆さんも読者様も素晴らしい肝っぷりを見せて下さいねvv」
鈴木「私はどっちかと言うと肝より一物の方に自信が・・・」
酎「俺も。」
一同『絶対見せるなよ!!』
※一物の意味は各自お調べ下さいませ・・・
蔵「では早速一本目!『脳内肝試し!!〜妄想と想像の間を越えて〜』です!!」
飛「脳内肝試し・・・?」
鈴駒「しかもなんか必要全く無さそうなサブタイトル付いてるし。」
陣「コレはどうやってやるだ?」
蔵「説明しましょう。これから俺がある事を言います。その発言に対して逃げ越しの態度・発言もしくは
嘔吐等の肝の無さを見せたら失格となります。どんな事を想像しても
おじゃる丸の貧ちゃん神さんの様な冷静さと、
たれぱんだの様な無関心さを貫いて下さい。」
死「よく分からない例えのモノを貫かせるな・・・」
凍「まぁ、拡大解釈すれば精神力の特訓だな。」
鈴駒「肝=精神力って事だね。」
蔵「そういう事です。皆さん肝の準備はいいですか?」
幽「俺はいつでもOKだぜ〜。伊達にあの世には見てねぇぜ!」
凍「うちなんか一分一秒が肝試しだ。」
死「家計がな・・・」
躯「飛影、枕元でゲルマン人が大移動してても睡眠を貫くお前の物事に対する動じ無さを見せてやれ。」
飛「ゲルマン?」
蔵「それじゃあいいですか?読者の皆様の心とか諸々の覚悟はいいですか?それでは一撃目。」
死「普通に一問目とか第一問とか言え・・・」
蔵「『だっちゅーのvv』をかましてる酎&桑原君。」
※ご想像下さい
幽「ぐっ・・・いきなりそう来るか・・・」
飛「おぞましい・・・」
鈴駒「ああ!脳が考えたくないのに脳内にイメージ画像が・・・!!」
陣「『だっちゅーの』ってこうやる奴だか?」むぎゅー
凍「やらんでいい事をやるな陣・・・」
死「あいつらのよりは46億年分マシだ・・・」
酎「何だ何だ失礼な奴らだな。なんなら実演で・・・」
鈴駒「やめて!お願いしますから!!」
鈴木「くっ・・・私と死々若の『だっちゅーの』なら世界平和に導くが酎達では犯罪そのものだ!」
蔵「うーん、なかなか際どいのでしたけど、さすがに皆さんS級ですねvv」
黄「お前・・・昨日徹夜で考えたのはそれか・・・?」
蔵「主催者は大変ですね。いろいろ考えないといけなくて。」
飛「なら普通のお化け屋敷とかで良かっただろ・・・」
蔵「ではふるい落とし第二撃目。
完璧に脱毛処理を施した酎の足。」
鈴駒「きもっ!!」
酎「何で俺ばっかりお題になるんだよ。」
死「しやすいんだろ・・・」
鈴木「全く・・・酎は毛深い方がお似合いだ。見よ!私のこの美脚!!」
酎「てめぇ、俺の剃刀ですね毛剃りやがったな!?」
鈴木「何を言う!私のすね毛を剃れるなら剃刀だって本望だ!」
死「絶望だ。」
蔵「鈴駒、肝びっくりメーターぎりぎりですよ?もっと冷静にならないと。」
鈴駒「思考回路ショートさせたいぐらいなんですけど・・・」
蔵「ではどんどん行きますよ。三撃目、
戸愚呂(弟)のひざ枕で耳かきをしてもらう・・・」
幽「あんな筋肉ひざでひざ枕が出来るかぁぁあ!」
蔵「もちろん最後にふっ・・・って息もかけて・・・」
鈴駒「酎のひざも嫌だけど戸愚呂も嫌ー!!流石ちゃん以外嫌ー!!」
陣「オラは凍矢の耳かきが一番好きだべvvひざ枕の高さもちょうどいいし♪」
凍「こんなトコでそう言う事言うんじゃない・・・」
飛「くだらん・・・」
蔵「飛影と幽助は良いですよねー、ひざ枕で耳かきしてくれる彼女がいて。」
幽「けっ!あいつのひざ枕なんか岩おこしより固いぜ!!」
蔵「またそう言う事言って。素直に気持いいって言えば良いのに。ねぇ、飛影?」
飛「何故俺にふる・・・」
躯「ひざ枕するとコイツの毛がくすぐったくてな・・・」
鈴駒「あらあら飛影ったら甘えんぼさんvv」
飛「うっ、うるさい!俺はコイツが耳掃除したいって言うからさせてやってるだけだ!」
幽「あらま〜、飛影ちゃんたら照れちゃって〜。」
酎「くぅ〜っ!!羨ましいぜ!俺もいつか棗さんのひざ枕で耳かきを・・・vv」
鈴駒「止めときなよ、叶わない夢を見るのはさ。」
黄「・・・ああ、私も何だか耳がかゆくなってきたな。誰か耳かきを・・・私は耳が多いから耳掃除の
しがいが・・・」
蔵「何で罰ゲームでもないのにあなたの耳クソほじらなくちゃいけないんですか。」
黄「私の耳掃除は罰ゲームなのか!?」
蔵「大の男が耳掃除ねだるんじゃありませんよ。」
鈴木「死々若〜、私も耳がかゆいのだ〜。ひざ枕プリーズvv」
死「何?膝蹴りが欲しいって?いくらでもくれてやるぞ。もれなくかかと落としも付けてやる。」
鈴木「ノン!私はお前の絶妙な弾力感のあるおひざに寝たいのだよ!」
死「え?跳び蹴りの方がいいって?」
凍「死々若完全に聞いてて聞かないフリをしているな。」
陣「じゃあオラが死々若の耳かきしてやるだv」
死「後でな。」
蔵「おっとっと、肝試しがいつの間にか耳かきトークになってしまいましたね。うーん、なかなか皆さん
いい肝してますねー。じゃあこれはどうかな?」
黄「お前いくつ考えてきたんだ?」
蔵「四撃目。黄泉が『ハーバ○エッセンス』のシャンプーを使って『イエースvイエ〜スvv』と言いながら
洗髪。」
躯「うげっ・・・蔵馬、オレリタイア・・・」
黄「躯!それでも五百年三竦みした仲か!?」
蔵「あー、自分で言ってて気持ち悪い・・・」
凍「だったら言うな!!」
躯「飛影、オレの分まで頑張れ・・・」
飛「無茶言うな・・・今朝食った塩サバがここまで来てるんだぞ・・・」
蔵「ようやく一人脱落ですか。皆さん尊敬に値しましね。では五撃目。」
凍「『では』じゃないだろ『では』じゃ・・・」
死「まだやるのか・・・」
蔵「死々若がセーラー服着て食パンくわえながら曲がり角でごっつんこ。」
鈴木「ごはっ!それは我がMY DREAM 也!!」
斬!!
死「何か言い残す事はあったか?」
凍「死々若・・・斬った後に聞いても意味は無いんじゃ・・・」
鈴駒「どうせ聞かないでしょ・・・」
陣「でも死々若がセーラー服着ても別に何ともないべ。」
酎「黙ってりゃそのまま女子校に入れそうだもんな。」
死「お前を刑務所に送りこんでやろうか・・・?」
蔵「酒臭いから送り返されちゃいますよ。鈴木が出血と妄想多量でリタイアと・・・
皆さんしぶといですね。」
飛「お前のえげつなさには負ける・・・」
幽「二日酔いより気持ち悪くなって来たぜ・・・」
蔵「まだまだ♪ノリに乗って六撃目。
マクド○ルドでスマイル0円を提供する飛影!」
幽「・・・・・・想像できねぇって言うかありえねぇだろ・・・」
躯「飛影の場合無理矢理笑った顔は怒ってる顔より怖いモノがあるからな。」
飛「・・・どういう意味だ。第一俺は誰にでも笑顔なんぞせん。」
蔵「駄目ですよ飛影、笑顔は大事ですよ。ほら、やってみましょう?にこーってvv」
飛「口の端上げるな!!」
陣「んだんだ!笑顔は大事だべvv凍矢もにこーってするべvv」
凍「やめろ陣・・・」
鈴木「見よ!私の幸せをもたらす黄金のスマイルを!!にかっ!!」
死「不幸だろ。もたらすのは。後お前脱落したんだから隅っこで冷たくなってろ。」
躯「別に無理に笑う必要なんか無いだろ。それに普段無表情な奴はたまに違った顔見せるのが
面白いんだからさ。」
陣「むー。でもオラやっぱり笑った顔が好きだべvv凍矢美人だし♪」
凍(・・・・・///)
蔵「いやはや、皆さんしぶといですね。そろそろネタ尽きてきちゃいましたよ。」
鈴駒「一刻も早く尽きてくれると助かるんだけど。」
死「俺達の精神とどっちが長続きするかな・・・」
黄「蔵馬、少しは自分もネタにしたらどうなんだ?これでは理不尽過ぎるぞ。」
蔵「だって俺非の打ち所が無いし。」
黄「・・・・・」
幽「蔵馬、ホントにあの世が見えてきたからそろそろラストにしてくれ・・・」
蔵「そうですね。ではコレをラストにしましょう。」
鈴駒「一体何個考えて来たんだろ・・・」
飛「と言うか何故あいつは平気でいられるんだ・・・?」
凍「心頭滅却レベルで耐えられるモノでは無いぞ・・・」
蔵「ではラスト。」
飛「本当に最後なんだろうな・・・」
蔵「ズバリ!お目覚めは桑原君のチュウ、朝昼晩の食事は飛影が制作、
お風呂は酎のお背中流し付き
入浴、おやすみのキスは黄泉添い寝が桑原君と酎のおまけ付きな一日地獄っぽい体験ー!!
なんてどうですか?」
鈴駒「デンジャーデンジャー!!デンジャーにも程があるよっ!!」
凍「単独でも危険だと言うのに混ぜるなんて・・・!!」
蔵「ちなみに飛影は『あーんvv』もしてくれるなんて設定だったり。」
幽「やめれぇー!!そんなん飛影じゃねぇ!!」
躯「うーん、『あーんvv』は魅力的だが飛影が作った料理は国際問題だからな・・・」
死「普通あんたがやってやるモンじゃないのか?」
飛「と言うか躯の料理だって社会問題だろ・・・」
鈴木「全く!どこの世界の生物がそんなグロテスクな一日体験を望むと言うのだ!」
陣「むー、確かに遠慮してぇ体験だけどな。」
死「拒否だ拒否。」
酎「おめぇら俺のゴシゴシレベルを見くびってねぇか?俺の背中流しっぷりはこびりついた油汚れも
しっかり落とせるぜ!!」
鈴駒「オイラ達は台所の換気扇じゃないわい!!」
鈴木「酎!お前が一番の油汚れではないか!お前の顔は何十枚あぶら取り紙を使っても足りん!!」
死「お前の顔見てるだけで胸焼けする。」
蔵「あー、俺も黄泉の顔一瞬見ただけで胃の調子が悪くなるんですよねー。」
黄「私はお前の半径100Mに入ると胃が痛くなるがな・・・」
蔵「さてさて、結局脱落したのは躯と鈴木だけでしたか。意外と言えば意外な人が脱落しましたね。」
凍「読者のみんな無事か・・・」
鈴木「気持ち悪すぎるモノばかり想像して気分が悪い。ここは死々若と凍矢の添い寝で
一眠りといくか!」
斬!!
死「永久におやすみ・・・」
蔵「えー、そんなこんなで宴もたけなわ、肝試しは二回戦へと続きます。」
凍「まだやるのか・・・」
蔵「もちろんvvもっと言えば今までのは序の口ですよ。山手線に例えたらまだ始発の東京駅ですよ。」
鈴駒「回るからまた東京に帰ってくるんだけどね。」
陣「何で山手線で例えるだ?」
凍「コレ書いてる奴の手元に時刻表があったらしい・・・」
蔵「今度は肝試しらしい肝試しをしますので。肝準備しといてくださいね?」
鈴駒「これ以上肝脅かす様な事がこの世にあるわけ?」
蔵「皆さんが快く肝を試せるように特設会場を用意しておきましたので、思う存分肝を試してくださいねvv」
飛「特設地獄の間違いだろ・・・」
黄「ああ・・・また私の口座が悲鳴を上げる・・・」