12000Hit 『桃若丸』 前編



蔵「は〜い、みんな世界名作劇場が始まるよ〜vv」

陣・修『はーい!!』

死「『世界名作劇場』じゃなくて『世界に迷惑劇場』だろ・・・」

鈴駒「そんな幼稚園の先生の様に言ったって無駄だよ。」

凍「いや、どうやら身内が思いっきり返事をしたようだ・・・」

蔵「何ですみんな、ノリが悪いな〜。マツケンサンバくらい盛り上がりましょうよ♪紅白出場も決まった事ですし。」

飛「誰がそうしてると思ってる・・・」

凍「今までの統計からすると話の一番最初にお前が口を開くと大抵劇なんだが、まさか今回も劇って言うんじゃ・・・」

蔵「いいえ、今回は劇じゃないですよ?」

酎「じゃあ何だってんだよ?」

蔵「今回はお芝居ですvv」

死「同じじゃないか・・・」

蔵「いえいえ、そう来ると思って辞書を引いてみたところ、

劇は『芝居・演劇』、芝居は『演劇・特に歌舞伎など古くから日本で行われているもの』と言う意味だそうです。」

幽「それで?」

鈴木「とっ、と言うことはまさか美しい私と死々若で織りなす愛憎と官能の平安浪漫・源氏物語!!」

死「お前に対する憎しみは星の数以上あるが愛はミジンコ程も無い。」

蔵「いえ『桃太郎』です。(きっぱり)だから今回は『お芝居』でいいんです。」

躯「いや〜、凍矢と死々若のならさぞキレイだろうな。」

陣「

凍矢の着物姿見てみたいべvv」

凍「

陣・・・お前源氏物語知らんだろうが・・・」

陣「ん?昔の恋愛話だべ?」

鈴木「そう!!源氏物語を一言で言うと愛!!恋愛・純愛・愛憎・歪んだ愛・・・プラトニックラブだけでは無い愛が詰まっているのだ!!」

蔵「でもプラトニックラブって純愛って意味じゃないんですよ?ほんとは同・・・」

躯「おい、それ以上は教育上よろしくない。」

蔵「今回はクライアントがちゃんといるんですからリクエストに応えないと。それにいくら俺だって光源氏とナレーションと

二役はきついですよ。昔は宝を奪い、今は愛を奪うなんて・・・ふっ・・・」

飛・黄「・・・・・」

蔵「飛影、その時は是非紫の上でvv」

飛「誰がやるか!!」

躯「面白そうなのに。」

鈴駒「結局お芝居だって劇だって変わらないじゃない。」

幽「なんちゃってシリーズだからな。」

蔵「あっ、芝居のもう一つの意味に『人をだますための作り事』ってのがありますよ。」

飛「正しかったのか・・・」

躯「飛影、お前劇と芝居の違いなんて知らなかっただろ?」

飛「(←カチン)じゃあ貴様は『好評発売中』と『絶賛発売中』の違いが分かるのか!!」

蔵「じゃあ『百貨店』と『デパート』の違い知ってます?」

陣「んじゃキャンディとドロップって何が違うだ?」

鈴駒「ならモモンガとむささびってどこがどう違うの?」

鈴木「諸君!!何をそんな低次元大介な事を言っている!!そんな事より『美しい鈴木』と『鈴木は美しい』の違いを

皆で検討しようではないか!!」

死「それはどっちも大間違いだ!!」

凍「話し合う気も必要も価値も意味も無い。」

鈴駒「さり気なくギャグ込めてるけど全然うけないよ。」

黄「全く・・・うちの部下はどうしようもない奴ばかりだな。」

躯「上司がどうしようもないからな。」

黄「・・・・・・」

蔵「はいはい、だいたひかるもネタにしないくらいどーでもいい談議はそこまでにして話進めましょ。」

陣「何だっけ?」

凍「桃太郎がどーのこーの・・・」

幽「なぁなぁ、たまには自分で役決めね?いつも蔵馬が割り振ってるし。」

躯「そうだな。たまには自分で役を選びたい。」

凍「じゃあ俺は無難な役を・・・」

死「鬼は

鈴木でいい。」

鈴木「ちょっと待て!なぜ私がトラ柄のパンツをはいた鬼をやらなければならんのだ!!下着でなんて恥ずかしいぞ!!」

死「それが昨日オデット姫の格好で寝てた奴が言うセリフか!!誰もパンツの柄まで指定してないわ!!」

凍「お前に下着姿は恥ずかしいという概念があったのか・・・」

酎「くまの○ーさんが森の露出狂なら鈴木は魔界の露出狂だからな。」

鈴駒「自分だって飲めば露出狂だろ。」

死「鈴鬼と言うことで鬼だ。それでいいだろ。」

陣「おぉ〜!死々若ナイスアイデア!」

鈴駒「じゃあ酎も鬼でいいよね。飲んだくれで足臭いからピッタリだよ。今日のパンツもトラ柄だしね。」

酎「そういうオメェは猿がピッタリだぜ。チビだからな。」

蔵「残念でしたね〜。桃太郎に出てくるのが猿じゃなくてゴリラだったら酎適役だったのに。」

飛(キツネの役があったら間違い無くコイツだな・・・)

凍「なら俺はキジの役をやる。」

陣「じゃあオラは犬をやるだ!」

躯「となると残ってるのは桃の助と桃と老夫婦か。」

幽「躯、桃の助じゃなくて桃太郎だって。」

死「なら俺は桃でいい。最初しか出番がないしな。」

鈴木「死々若、そんな簡単にレールに乗っかった人生を選ぶものではないぞ?」

幽「いや、桃になって川を流れる奴はそうはいないぞ?」

飛「いるワケないだろ。」

死「流してしまいたい奴なら目の前にいるがな。」

躯「駄目だ。桃の役は黄泉がやるんだ。」

黄「人の役を勝手に決めるな!」

蔵「うるさいですよ。黙って桃になりなさい。桃は黄泉と・・・」

黄「俺の尊厳は今いずこ・・・」

修「パパなさけな〜い・・・」

死「ちょっと待て俺はどうなる。」

蔵「死々若は主役ですよ?ほら、タイトル見ませんでした?」

死「タイトルって・・・」

陣「タイトルは『桃若丸』になってるだね。」

凍「本当だ・・・いつの間に・・・」

死「断固拒否する!そんなネーミング!!」

陣「そうだべか?可愛いだよvv」

死「可愛いとか可愛くないとか鈴木が馬鹿だとか酎の足が臭いとか黄泉からの給料がしけてるとかそう言う問題じゃない!!」

鈴木「何を言う!"し"が"も"に変わっただけじゃないか!どって事ない!!おすぎとピーコだと思え!!」

酎「そうだそうだ!"うんこ"と"うんち"だって一文字しか違わねぇが中身は全くもって一緒だ!」

死「クソと一緒にするな!!陣だって名前に小さい"よ"を入れるだけで陣がジョンになるんだぞ!」

躯「飛影なんか一文字変えたら卑猥(ひわい:意味は各自辞書引いていただきたい)だぜ?」

飛「そう言うお前だって一文字変えたらミクロだぞ。」

躯「ミクロはお前だろ。(※非常に小さいもの。100万分の1)」

陣「あ、あいあむ・・・ふえ〜、オラ英語分かんねぇべ・・・」

凍「心配するな。誰もお前に高い知識を求めたりしない・・・」

蔵「じゃあ飛影がおじいさんで

躯がおばあさん役で決まりですね。ふぅ、これでやっと全員決まりましたね。」

幽「俺今日は観客〜♪」

死「代われ浦飯・・・」

幽「やだよ。がんばれ桃ちゃん♪」

死「誰が桃ちゃんだ!」

黄「たまには俺も主役を張りたい・・・」

蔵「駄目ですよ、あなたは悪役がぴったりなんですから。」

躯「そのものだろ。」

飛「それが貴様の生まれてきた意味だ。」

陣「と言うワケでコレが今回のキャスティング(?)だべvv」

桃太郎(桃若丸):死々若丸

おじいさん:飛影

おばあさん:躯

犬:陣

きじ:凍矢

猿:鈴駒

変態な鬼:鈴木

足と酒がくさい鬼:酎

ナレーション:蔵馬

死「何でいつも俺が主役をやらなければならないんだ・・・」

陣「えーと、今までやったのが『若デレラ』と『死々雪姫』だから今回で三回目の主役だべ。」

蔵「なんか死々若ってネーミングしやすいんですよね〜。」

黄「別に『蔵デレラ』でも『蔵雪姫』でも良かったんじゃないか?」

蔵「俺はほら、口べただし恥ずかしがり屋だから。」

飛(どこが・・・)

躯「でもあいつがやってたらどっちも王様蹴落として城と政権のっとってるだろうな。」

凍「癌陀羅はいつまで持つかな・・・」

鈴駒「もうとっくに蔵馬が掌握したんじゃない?修羅でも乗っ取れそうだし。」

蔵『お待たせしました。それでは『桃太郎』改め(改造)『桃若丸』を上演したします。』

修「わ〜いvv今日はどんなお話なの?」

蔵「それは始まってからのお楽しみですv」

幽「まぁ原作とは180度違う話が展開される事は間違いないな。」

黄「修羅ー、ちゃんと良い子でパパみたくお行儀良く見てるんだぞ!」

躯「うるさい。お前に言われなくてもと言うかお前が言う筋合いはねぇだろが。さっさと準備しやがれ。」(どかっ)←足蹴

黄「桃になった俺を蹴るんじゃない!!手も足も出せないんだぞ!!」

躯「心配するな。オレはお前が白旗を揚げても蹴り飛ばすから。手も足も出てないが鼻毛が出てるぞ。」

死「ここにも鬼がいる・・・」

凍「見た目なら陣が一番鬼っぽいんだがな・・・」

陣「蔵馬、みんな準備OKだべ。」

蔵『それでは桃若丸を始めまーす。』


蔵『昔々、ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。二人はとても仲が良いのですが、子供はいませんでした。』

躯「おい、ぐうたら亭主、さっさと山に行って芝刈りしてこい怠け者。」

飛「寝っ転がってせんべいほおばってる奴が言うな。午前十時の家事が一段落着いた主婦か貴様は。

貴様こそさっさと川に洗濯に行きやがれ。」

躯「この全自動洗濯機時代に手洗いとは。さすがは癌陀羅。国王に似て文明が進んでない。

まぁあったとしても黄泉の下着を洗わなければならない洗濯機が不憫(ふびん)だがな。」

黄「悪かったな・・・」

蔵「こら、住んでる所を言っちゃ駄目ですよ。」

『そうしておじいさんは山へしばきに・・・じゃなく芝刈りに、おばあさんは川へぼったくり・・・

じゃなく洗濯をしに行きました。』

躯「よっと、何故二人暮らしなのにこんな洗濯物があるんだ?しかも飛影は黒いのしか着ないから洗濯かごが

イカスミみたいだ。・・・・・・」

黄「よし、そろそろ川を流れてくるとするか。」




蔵『おばあさんが川へ行くと桃がどんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきましたが

おばあさんは真面目に家事をするような主婦ではなかったのでおばあさんは洗濯に来ず、

桃は拾われることなく川を下っていきました。』




黄「こらこらこらこらあああ!!!!!」

躯「何だ、桃がしゃべるな。」

黄「やかましい!!何故ちゃんと拾わないのだ!?」

躯「まぁいろいろ理由はあるが一言で言うとめんどくさいだけだ。」

黄「太平洋まで流されたんだぞ!!拾わなければ話が進まんだろ!!」

躯「ごちゃごちゃうるさい奴だな。もう一回やればいいんだろ?キツネ、テイク2だ。」

黄「俺の人生は一回きっかりぶっつけ本番だ!!川の流れのように流れるワケには行かないのだ!!」

蔵「こらこら、桃は大人しくしてなさい。カスピ海あたりまで流れたら捜索してあげたかもしれないんですから。」

黄「いや捜索隊出せよ!!」

鈴木「カスピ海まで行ったらカスピ海ヨーグルトを買ってきてくれ。美容にいいのだ。」

陣「ヨーグルト・・・(じゅる)」

凍「陣、ヨダレたらすな。後できび団子もらえるから。」

陣「わんvv」




蔵「はいはい、テイク2行きますよ〜。躯、準備はいいですか?」

躯「ったく、世話の焼けるオヤジだ。」

黄「誰のせいだと思ってるんだ・・・」

躯「お前だろ?」

黄「貴様だろうが!!」




蔵『では改めまして。おばあさんは川へ洗濯に行きました。おばあさんが川で洗濯をしていると

上流から大きな桃がどんぶらこ〜どんぶらこ〜♪と流れてきました。』


躯「何でオレが飛影のパンツ洗わなきゃいけないんだよ・・・おっ、へび柄。」

飛「いちいち人のパンツの柄をチェックするな!!」

躯「何だよ、ちゃんと山行って熊と相撲取って来いよ。」

幽「いや、それ金太郎。」

躯「そうか。うっかり間違えてしまった。はっはっは。」

飛「仕方のない奴だ。ははは。」

黄「いいからちゃっちゃと拾わんか馬鹿夫婦!!」

躯「馬鹿はお前だろ。今度はベーリング海まで行ってみるか?ああ?」

飛「その時はタラバガニを獲ってくるまで帰ってこさせんぞ?」

黄「何て食べ物に飢えた夫婦なんだ・・・と言うか何故夫がここにいる・・・」




蔵『まぁ、そんなこんなでしぶしぶ桃を拾ったおばあさんは家に持って帰り、

早速おじいさんとその桃を食べる事にしました。』




飛「やけにでかい桃だがあまり美味そうではないな。桃の名産地の甲府盆地に行って美味い桃の作り方を

学んでくればいいものを・・・」

躯「なんかところどころ美しくないすね毛だらけだしな。」

鈴木「美しいすね毛勝負なら負けんぞ!!」

鈴駒「勝ったところで何の名誉が得られるんだよ!?」

酎「いや、すね毛なら俺も自信が・・・」

凍「参戦するな!!」

躯「おい、外野はまだ引っ込んでろ。これからこの桃を盛大に斬るんだからな。」

幽「”切る”じゃなくて“斬る”かよ・・・」

蔵「すでに凶器が包丁じゃなくて刀と決め込んでますよね。」

躯「さて、どれで斬ろうか・・・おい桃、お前何で斬られたい?」

飛「桃がしゃべるわけなかろう。」

黄「斬・ら・な・い・で・斬・ら・な・い・で」

躯「小声で何か言ってるような気がするがあえて無視する。」

飛「刀なら俺のがあるだろう。」

躯「いや、こんな事もあろうかと近藤局長から長曾祢虎徹と石川五右衛門から斬鉄剣を借りてきた。」

飛「ほぉ、準備が良いな。包丁は持ったこともないくせに。」

躯「・・・包丁、持っても良いのか?」

飛「料理以外で使うならやめてくれ・・・」

躯「あっ、そうそう、ついでに波○陽区も用意しておいた。」

飛「あれは刃物ではないだろう。」

躯「精神的には一番斬れるかと思ってな。うーん・・・よし!今日は斬鉄剣の気分だから斬鉄剣で斬ろう。」

飛「どーいう気分だそれは。」

黄「や・だ・や・だ・や・だ・・・」

躯「安心しろ。斬れない物は無い。」

黄「安心できるかあああ!!」

躯「牙突零式ー!!!」

黄「それは”斬る”じゃなくて”突き刺す”だろうが!!」

躯「だったら天翔龍閃ー!!」




蔵『おばあさんは精一杯力を込めて桃を切りました。(斬り付けたと言った方がGood!)』


凍「いや、あれはどう見ても憎しみを込めてたな。」

鈴駒「オイラ達の分も入れてくれたんじゃない?」

酎「給料しけてるからな。」




蔵『桃は見事にキレイさっぱり真っ二つに割れました。すると中から外の桃からは想像出来ない様な美少年な

赤ちゃんが出てきました。』




躯「ほぉー、最近の桃は赤ん坊が出てくるのか。」

飛「品種改良もここまで来たか。」

鈴駒「いや来てないから。」

躯「にしても泣かない赤ん坊だな。」

蔵「死々若、ちゃんと演技でいいから泣いて下さい。」




死「・・・・・おぎゃあ、おぎゃあ。」

幽「なんとやる気の無い・・・」

修「赤ちゃんは泣かないとダメなんだよ〜。」

躯「ほら、泣けよ。」

死「えーん、えーん。」

鈴木「死々若、泣かないとキスするぞvv」

死「ぎゃあああああああああ!!!!!」

躯「お、泣いた泣いた。」

飛「・・・それ悲鳴じゃないのか?」

躯「ちょうどいい、オレ達には子供が居ないからコイツをオレ達の子供として育てて食べよう。」

鈴駒「食べちゃダメ食べちゃダメ!!」

凍「さらっと爆弾発言したな・・・」

鈴木「そうだそうだ!死々若を食べていいのは私だけだ!!」

陣「

死々若って美味いだか?」

鈴木「ああ、柔らかくてスベスベしててトロ〜リなんだぞvv例えるなら・・・プリンだなvv」

陣「プリン!!」

凍「鈴木!余計な事吹き込むんじゃない!!」

鈴木「何を言う!!正しき恋愛知識ではないか!!」

鈴駒「どこが!!不健全の固まりじゃん!お前の頭ん中どうなってんだよ!?」

鈴木「無論!!死々若の事と研究で頭がぎゅうぎゅうだ!!」

凍「かち割れそんな脳味噌!!」

鈴木「そんな馬鹿な!!私の脳には今まで死々若戸培ってきた愛のメモリーが詰まっているのだ!!」

死「いつ培ったそんなもの!!」

鈴木「初めて会ったその日から告白までずらずらーっと・・・」

死「勝手に脳内で思い出を構築するな!」

鈴木「馬鹿な!私の脳内ではすでに結婚式の段取りも披露宴の席順も友人代表のスピーチも決まっているのに!!」

死「勝手に決めるな!俺は婚姻届けに判を押した覚えもないし押す気もない!!」

鈴木「心配いらん!私がばっちりきっかりうっとり押しておいた!18才以上なら親の承諾無しで結婚して良いのだ!!」

凍「肝心の嫁の承諾を得てないだろうが!」

死「勝手に人の判を押すんじゃない・・・!!」




蔵「ちょっとちょっと、桃雪姫・・・じゃなかった、桃若丸から話ずれまくってますよ。戻ってらっしゃ〜い。」




陣「ほーい!」




蔵『おじいさんとおばあさんは桃から生まれた子供に名前を付けました・・・って、

飛影、躯、出番が無いからって寝ないでください。』


躯「・・・ああ、暇だったからつい・・・」

蔵「危うく三年寝太郎を地で行く所でしたよ。」

躯「じゃあ桃から生まれたからピーチ姫ってのはどうだ?」

飛「それはマ○オだろうが・・・ここは一応日本だ。」

躯「じゃあ桃若丸でどうだ?」

飛「まぁまぁだろ。」




蔵『二人は桃から生まれた子供に桃若丸と言う名前を付け、大事に大事に育てました。

さぁ、次回は俺には敵わないけど凛々しく(りりしく)育った桃若丸は鬼退治に行くことに!!乞うご期待!!』




躯「何だ、あのアナウンサー調は?」

飛「さぁな・・・」

陣「なぁなぁ、きび団子いつ食べられるだ?」

凍「次回まで待て。良い子だから。」




後編に続く・・・





さぁ、始まりました童話シリーズ第5弾!なんか前編ほとんど話進んでませんね(笑)