〜『眠りすぎる森のBI☆JO』前編〜


黄「もういいかい?」

蔵「まーだだよ♪」

黄「・・・・・・」

蔵「・・・・・・」

黄「もういいかい?」

蔵「まーだだよ♪」

黄「・・・・・・」

蔵「・・・・・・」

黄「もういいかい?」

蔵「まーだだよ♪」

黄「・・・・・・」

蔵「・・・・・・」

黄「もういいだろ!?」

蔵「もっとだよ♪」

「どんだけぼったくる気だ!?」

蔵「そんな大声出さなくても聞こえてますよ。声出さないでお金出してくださいよ。」

修「蔵馬ー、どうしたの?」

蔵「うん、今度の童話シリーズ何にしようかなと思って、黄泉に経費の申請してるんだけどね・・・ぽーんって出してくれなくて・・・」

黄「何でやる演目が決まってないのに予算が出るんだよ。」

修「パパー、ぽーんと出してよ。僕このシリーズ好きだよ?」

黄「全く・・・毎度毎度ろくでもない芝居をやらせおってからに・・・これではちっとも修羅の教育にならんではないか!」

修「そう?僕はすごーく面白いと思って見てるよ?特にパパが出てくるトコ!」

黄「修羅・・・アレは真のパパじゃないんだよ・・・蔵馬の植物で操られているか躯に脅されているかでパパの意識とは無関係の

所で演じているんだよ?」

修「えっ?でもパパいっつもノリノリじゃない?ジュリアナ東京絶頂時代のお姉ちゃんみたいだよ?」

黄「ジュリアナって・・・まぁいい。」

蔵「このシリーズの新作を楽しみに待っていてくださる方がどれだいてくれてると思ってるんですか?

当初は全くシリーズ化の予定は無かったのに『死々雪姫』がどういうわけか好評いただいて今に至ってるんですよ?」

黄「アレが諸悪の根元か・・・」

蔵「と言うわけなんで、『かちかち山』なんてどうです?」

「かちかちじゃなくて私の貯金がかつかつだよ。」

蔵「『一寸法師』とかもいいですね。死々若にちっちゃくなってもらって。」

「一寸でいいから私の話を聞いてもらえないか。」

蔵「『アリババと40人の盗賊』・・・はさすがに40人も盗賊を集めるのは・・・黄泉影分身出来ます?」

「自分も元盗賊だろ。」

蔵「『不思議の国のアリス』は今までにないタイプですかね。」

「このシリーズが続いてる事が不思議だがね。」

蔵「酎と桑原君で『美女と野獣』なんて。」

鈴駒「その配役じゃ『野獣と野獣』だね。」

死「『みにくいアヒルの子』をもじって『憎い鈴木』。」

鈴木「それは個人的見解ではないか!」

陣「『3年Y組陣八先生』はどうだべ?」

凍「それ童話じゃないだろ・・・」

陣「んだば『赤毛の陣』。」

死「何だか違う路線のタイトルに感じるんだが・・・」

酎「じゃーみんなで歌って踊れる『酎酎トレイン』なんてどうだ?」

鈴駒「終日運休だよ。」

凍「・・・たまには鈴駒が主役で『ロード・オブ・ザ・鈴駒』・・・」

幽「パイレーツ・オブ・ウラメシアン!」

躯「黄泉帰り。」

鈴駒「だからタイトル合わせりゃいいってもんじゃ・・・」

鈴木「たまにはこう、恋愛的な、ラブストーリー物をやろうではないか。もちろん私と死々若で、『二人でならどんなハードルも

飛び越えていける』的な話しをな。と言うわけで二人三脚でハードルを跳び越える位の愛を育んでいこうではないか死々若!」

死「俺はお前を跳び蹴りしてゴールする。」

鈴駒「陸上のルール的にはハードル倒してもいいんだけどね。」

躯「オレはどんなのでもいいが黄泉を退治する系の話がいいな。」

死「狼が出てくる系統か・・・」

黄「言っておくがな、狼はな?いい奴なんだぞ?オスも子育てするし仲間意識も強いしな。それに比べたら狐は・・・」

蔵「すみません、今『ぬ〜べ〜』の玉藻先生と『封神』の妲己と『NARUTO』のナルト君に連絡つけてきます。」

鈴駒「狐さん大集合!?」

蔵「ったく、俺は日々このサイトにわざわざ来て下さる方々に少しでも楽しい物を読んでもらおうと四苦八苦しているのに・・・」

黄「実際に四苦八苦してるのは資金を出す私だろうが。」

蔵「俺だって辛いんですよ?心を金の亡者にして貴方に予算せがんでいるんですから!」

黄「鬼にせんかい!!心を鬼に!!」

蔵「と言うわけで、今回は『眠り姫』を上演したいと思います。ドンドンパフパフ〜♪」

飛「これっぽちも聞いちゃいないな・・・」

修「↓が配役だよー♪みんながんばってね〜☆」


眠り姫:飛影

王子:躯

王様:陣

お妃様:凍矢

魔法使い:お姫様に魔法を授けたい人募集中♪

悪い魔法使い:黄泉


「ふざけるな!!」

蔵「誰がふざけてますか!!俺は大真面目です!!!真面目に不真面目怪傑蔵馬です!」

凍「どっちなんだ・・・」

蔵「『眠り』と言えば『名探偵コナン』では小五郎!『ハム太郎』ではねむる君!『幽遊白書』では貴方と決まっているんです!」

陣・躯「「真実はいつも一つ!!」」

飛「知るか!!」

蔵「この世界で寝てると言ったら貴方をおいて他に誰がいると?」

幽「そうそう、寝てると言えば飛影、飛影と言えば寝てる。」

飛「幽助だって寝てるだろうが!暗黒武術会の会場に行く船から酎と戦うまでずっと寝てたし

桑原だって御手洗と戦った後に下着一丁でいびきかいて寝てただろうが!!」

幽「オメェ何でその場にいなかったのに桑原の寝相の事まで知ってるんだよ。」

酎「お姫様って言ったってほとんど寝てるだけじゃねぇか。何なら俺がやろうか?」

鈴駒「不可能!!」

凍「誰が起こしに行くんだ・・・」

幽「いいんじゃね?ダメでもともとって言うし。」

死「こいつの場合元がダメダメだろ。」

酎「わかんねぇ〜ぞ?意外と化けるかも知れねーだろ?」

鈴駒「そうだね。化け物になるね。」

飛「とにかく!俺は劇に出るのさえ我慢ならんのだ!その上女役なんざやれるか!!」

蔵「そんな事言わずに、もうドレス作っちゃいましたし、このサイズだと合うのは飛影か凍矢なんですよ。」

飛「知るか貴様の都合なんざ。黄泉の予算も知らん。」

蔵「邪眼の手術にも耐えた貴方が何弱気な事言ってるんですか!」

飛「苦痛の種類が違うわ!」

幽「なぁ、そろそろ始めねーと中途半端にファイルが重くなるぜ?」

飛「・・・・・・貴様・・・代れ・・・」

凍「いや、ほら、眠りと言えば飛影だし、王子役も躯ならやっぱりお前が・・・」

躯「オレはどっちでも構わないが?」

陣「飛影お姫様役嫌だべか?」

飛「・・・・・・・躯がやれ・・・」

躯「寝てるだけでつまらん。」

死「是が非でも黄泉に嫌がらせしたいらしいな・・・」

蔵「では姫と呼ぶどころか悲鳴をあげたくなる様な人選に一抹の不安を抱えつつ、失敗は成功のもとと言う先人の言葉を

励みに『当たって砕けろ』の精神で進行していきたいと思います。」

黄「そこまで言ってこの舞台を幕開けして一体何が得られるというのだ・・・?」

飛「砕きたい・・・お前そのものを砕きたい・・・」


蔵『昔々、ある国に王女様が生まれました。国中の人を呼び、その誕生をお祝いしました。その中には十二人の魔法使いも

呼ばれていました。魔法使い達は次々に王女様に魔法を贈りました。』


凍「待ち望んでいた子供が産まれるのは嬉しいが何とふてぶてしい顔か・・・」

陣「赤ん坊は泣くのが仕事だべ。泣かせるのは仕事じゃないべ。」

酎「おー、可愛いじゃねぇかvよしっ、俺からどんな酒にも負けない酒豪になれる魔法をやるぜっ!」

鈴駒「ヤダよ、うわばみのお姫様だなんて。オイラからはツッコミが上手くなれる魔法をあげるよ。」

鈴木「いや、世の中ツッコミだけでは渡って行けん!ボケも必要だ!だが私から贈れる魔法は美しさなのだ!

私の次に、いや死々若がいるからして、この世で三番目の美しさをお前に贈ろう!」

飛「・・・・・」

凍「・・・受け取り拒否と訴えているな・・・」

陣「飛影、せっかくもらったモンにイチャモンつけちゃダメだべ?」

鈴木「むっ!なるほど、美しさは人に与えられるものではなく自分で磨き上げるものだと?いい心掛けだ!さすれば別の

魔法を授けてやろう!今考えるからしばし待て!」

幽「よっしゃ!俺からは誰よりも賢くなる魔法を・・・」

飛「・・・・・・」

幽「な、何だよその不服満タンな目は・・・」


蔵『えー、通訳しますと"理科のテストで12点のお前からそんな魔法はもらいたくない"と言っています。なので賢くなる魔法は

俺から贈りたいと思います。』


幽「なんつー生意気なガキだ。12点だって0点よりマシじゃねぇか。」

凍「それは"マシ"な領域から出てないと思うぞ・・・」

死「せめて赤点から脱しろ・・・」


蔵『おっ、ぞくぞく王女様に魔法が届きます。日時指定で城戸君から"影"が届きました。注意書きによると

"開封するのは夕方になってから"と言う事です。』


幽「あいつどうやって影なんか送ってきたんだよ・・・」

修「ていうか使い道とかが謎だよね。」


蔵『おっ、今度はクール便で海藤君から彼の著書が届きました。しおり付きです。』

鈴駒「何でクール!?」

凍「確かに勉強にはなるが・・・」

陣「凍ってて本が開けないべ。使うなら氷枕としてだべ。」


蔵『霊界からコエンマ様より着払いでおしゃぶりが届きました。もう魔法でも何でも無いですね。』


酎「タイムリーっちゃタイムリーだな。まぁ俺のチューで口元の寂しさ紛らわせてもいいけどよ。」

鈴駒「んな事したら飛影口から黒龍波出すと思うけど。」


蔵『今度は速達で武威から巨大斧が届きました。』


幽「オーノー!!」

陣「・・・きこりになってくれって事だべか?」

凍「と言うかこの国の配達事情はどうなっているんだ・・・?」

幽「(するーされちゃった・・・orz)・・・よしっ!じゃあ俺からはラーメン半額券6枚つづりだ!」

飛「・・・・・・」

凍「タダ券にしろと訴えているようだが・・・」

幽「仕方ねぇな、じゃあ海苔とナルトもサービスだ!」


蔵『えっと、次は時雨からですね。魔界整体師としての観点に基づいたベビー服が届きました。』


凍「おお、着せやすい構造、動きやすい機能性、体温調節に適した生地、洗濯しやすい素材、まさに赤ん坊のための服!」

陣「でも全部真っ黒だべ。」

飛「・・・・・・・♪」

鈴駒「あっ、気に入ったみたい。」


蔵『おや、桑原君からも届いてますね。缶詰の詰め合わせが。』


陣「もう魔法じゃなくてお中元になってるべ。」

凍「しかもコレ猫のエサの缶詰じゃないか・・・」

幽「ああ、あいつ猫飼ってるから。栄吉。」

陣「・・・でもコレ何か旨そうだべ・・・」

凍「陣!今にもまっしぐらしそうな顔をするな!」


蔵『あっ、雪菜ちゃんからも来てますよ。雪だるまのぬいぐるみですね、可愛らしいです。』


飛「・・・・・」

酎「おーお、可愛いぬいぐるみじゃねえか。まさに月とすっぽん!」

鈴駒「酎と棗さんって言い方もあるけどね。」

陣「でもやけにこのぬいぐるみ冷たいべ。」

死「おい、これ中身雪じゃないか?」

凍「確かに綿雪と言う言葉はあるが・・・」

幽「雪菜ちゃんちょっと天然入ってんな・・・」

陣「熱帯夜にはもってこいなぬいぐるみだべ。飛影も嬉しそうだべ♪」

凍「普段は冷凍庫にしまっておかないと溶けてしまうな・・・」

鈴木「よし!決めた!私からはこの魔法を・・・」

鈴駒「もういいんじゃない?何もあげない方が・・・」


蔵『後回しになっていたと言うか返品した的な12番目の魔法使いが魔法を授けようとしたその時です。さっきまで晴れていた空は

暗くなり、雷も鳴り出しました。招待されなかった13番目の魔法使いがやってきたのです。』


黄「よくも私を招待しなかったな!」

陣「仕方なかったんだべ!年賀状の残りの葉書が12枚しか残ってなかったんだべ!」

黄「私からも姫に魔法を授けよう!王女は15の誕生日に糸車の針に刺されて死ぬであろう!それが嫌なら指定口座に金を振り込むのだ!」


蔵『魔法使いは"招待されなくて悔しいなんて思ってないもん!"と言う表情を浮かべて消えました。生まれたばかりの姫の災難に

お城の中は大混乱です。』


陣「なっ・・・!!オラ"えーてぃえむ"なんて使った事ないだ!」

凍「くっ・・・!その前にろくに残高なんて無い・・・」

鈴駒(食費だ!!)

陣「どうしたらいいべ、このままじゃ飛影は15になったら・・・!」

鈴木「案ずる事は無い!まだ私の魔法が残っている!飛影姫は糸車の針に刺されもて死ぬのではない!

百年の眠りにつくだけだ!そして素敵な人物の口づけによって目覚めるシーンは私と死々若がロマンティックに

演じるから飛影姫はぐっすり眠っているが良い!!さっ、死々若、クライマックスに向けて特訓だ!!」

斬!!!

凍「とりあえず、今出来る事はこの国にある糸車を処分する事だけだ・・・」


蔵『姫の身を案じた王様はこの国から糸車を全て処分してしまいました。』


凍「この国から全ての糸車を処分するのだ!一つたりとも残してはならん!!」

陣「でも姫自分の毛でぐさっといきそうだけど?」

鈴駒「それに糸車全部処分しちゃったら服とか作る時に困らない?」

凍「姫の身を案じればこそだ。それに漫画の世界には『どんなに服がボロボロになっても次のシーンには直ってる』の法則がある。」

酎「そう!どんなに酔っ払っても吐くモノ吐いちまえばすっきりするの法則だ!」

鈴駒「いい加減自分の酒加減を知っとけっつーの!!」


蔵『なんやかんやで両親の心配をよそに、すくすくと成長した姫 髪の毛のまとまら無さは王様に、ちっちゃい身の丈はお妃様にそっくりです。』


飛「司会・・・!」

陣「飛影、お姫様なんだからもっとニコーってするべ。」


蔵『姫はとっても賢く育ちました。何てたってジャンケン初体験にして『遅出し』と言う専門用語を口にするのですから。』


凍「初めて喋った言葉は『フン・・・くだらん』だったな・・・」


蔵『姫はとっても美しく育ちました。何てたって人気投票二回とも一位を獲得する程ですから。』


幽「主人公は俺だ!!」


蔵『すくすく育っているのはきっと日々の飽くなき睡眠のおかげでしょう。これから100年間眠るというのに飛影姫はお昼寝三昧です。』


幽「だから展開を先に言うなって。」


蔵『そんな姫はいよいよ15歳になりました。そんなある日、姫は新たな昼寝場所を求めて庭を散策しておりました。すると・・・』


飛「む・・・あの塔から何だかいい匂いがする・・・あと何だ?この音は・・・」


蔵『姫は塔の中に入り、音と匂いがする上に向かって階段を上りました。するとそこに一人のおばあさんがいました。』


飛「貴様、こんな所で何をしている?」

黄「見ての通り糸を紡いでるのさ・・・そしてそろそろ昼飯時なのでさんまを焼いているのさ・・・」

飛「・・・・・俺にもさせてくれ・・・」

黄「いいよいいよ、やってごらん・・・こうやって糸を・・・」

飛「いや、糸つむぎではなくそこにある魚を俺にも食わせてくれ。」

黄「お嬢さん・・・年頃の娘なら魚あぶって食べるより編み物とかの方がいいんでないかい・・・?」

飛「俺は服が破れた時は修繕不可能になるまでボロボロにする。」

黄「お宅この漫画で一番服廃棄にしてる数多いんだから少しは修繕する技術を持たないと・・・」

飛「お前だってアニメで袖引きちぎっただろ。」

黄「そんな事は覚えて無くていいから洗濯表示の見方を覚えろ。私なんかその衣類を触れば最善の洗濯方法が分かるぞ。」

飛「そんな事はどうでもいい。この焼けたのをもらうぞ。」

黄「ああ、いいともいいとも。たんと召し上がれ。DHAをたくさん補給して頭を良くしなさい。」

飛「貴様は魚好きか?」

黄「もちろん。一日一食は魚だ。」

飛「・・・・・・」

「何だその微妙な空気は。」

飛「・・・いや、何でも・・・ではいただく・・・うっ!?


蔵『何と言う事でしょう、姫は魚の骨をのどにひっかけてしまいました。』


飛「ぐっ・・・!!飯・・・!!」

黄「はーっはっはっは!姫よ!油断したな!」


蔵『おばあさんはあの13番目の魔法使いの変装だったのです。まぁ変装しなくてもいいお歳ですけれども。』


黄「同期の桜は黙ってろ!」

飛「貴様・・・!謀ったな・・・!! 炎殺黒龍波あああ!!!

黄「無駄だ!私はその程度の黒龍波ではびくともせんぞ!」

躯「修羅に『もうパパとお風呂入るのイヤ』って言われてこの世の終わりとばかりに動揺するくせに。」

黄「やかましいっ!お菓子買ってあげたら『今日はパパと入るーv』って言ってくれたもん!!」

鈴駒「"もん"ってアンタ・・・」

死「しかもあくまで『今日』だしな。」

飛「くっ・・・俺とした・・・事が・・・敵の魚を・・・うかつに・・・」


蔵『飛影姫は炎殺黒龍波を出してそのまま100年の冬眠に入りました。ちなみにこのお魚は別に魔法でも呪いでもなく

飛影姫が骨取るのめんどくさがって食べた自業自得の結果ですのでよい子の皆さんはちゃんと取ってから召し上がれ☆』


鈴駒「呪い関係無かったの!?予言の意味無かったじゃん!!」

凍「相変わらず根本から覆して進めていくんだな・・・」

酎「革命って奴だな。」

死「謀反だと思うぞコレは・・・」


蔵『何という事でしょう。王様もお妃様も、城の兵達も料理人達も町の人達も眠りにつき、

風も止み、飛んでいる鳥も空に浮かんだまま眠り、国はイバラに囲われ、

黄泉の口座から俺の口座に振り込まれるお金の流れ以外全ての物が眠りについていしまいました。』


黄「おい魔法使い!肝心な物が停止してないぞ!!凍矢、お前の呪氷で口座を凍結してくれー!!」

鈴木「氷系の妖怪で最強クラスの呪氷でも凍らせられないもの・・・それは、私と死々若の燃えたぎる愛!!」

鈴駒「そりゃ存在しないモノは凍らせられないでしょ。」

死「心配するな。俺の鈴木に対する感情は絶対零度だから。」


蔵『皆さん、変なトコで話の腰を折らないでくださいな。えー、ではこれから100年寝かせますので、お茶を飲むなりお手洗いに

行くなりして時間をお過ごし下さいませ。」


鈴駒「熟成!?」

修「チャンネルはそのままっ☆」








ロマンス溢れる後編へ(皆無です)