ここはとある温泉郷(なので好きな温泉を想像してください。)
酎「ふぅ〜、やっと着いたな。早く一風呂浴びてビールが飲みたいぜ。」
陣「ん〜、なんか臭いだな。誰か屁こいたべか?」
凍「違う・・・これは温泉卵の匂いだ。」
鈴木「いいから早く温泉に入ろうではないか。いかにこの香しい汗でも流さないと気持ちが悪い。」
死「どこが香しいんだ・・・アンモニアより刺激臭ではないか。」
鈴駒「いいから早く今日泊まる旅館に行こうよ。」
陣「オラ旅館の晩飯も楽しみだべ。何出るだかな〜。」
凍「一体どの電車でどこに来たかはわからんが海が近いから海鮮モノだろう。」
幽「あっれ〜?陣達じゃん!!奇遇だな!」
陣「あっ!幽助〜!!(ガバッ)」
幽「わっと!陣、元気だったか〜!?」
酎「なんだよおめぇらも温泉か?」
幽「ああ、躯が温泉入ってみたいって言うからさ。」
鈴駒「にしても彼女連れとはやるねぇ。よっ!新婚さん!」
螢「もー、何言ってんの鈴駒君!そんなんじゃないです。でもまさかこんな所で会うとは思わなかったな。」
鈴駒「酎が福引きで当てたんだ。」
幽「なぁなぁ、躯どーせならコイツらと一緒の旅館にしようぜ!」
躯「ああ、オレは構わないが。」
陣「じゃあ早く旅館行って温泉入るべ!」
凍「大した宿だな。部屋も広い。」
死「やはり畳は落ち着く。」
飛「それにしても何でこの人数で一部屋なんだ・・・野郎ばっかで息が詰まる。」
幽「いいじゃねぇか、大勢の方が楽しいし。何?躯と二人っきりになりたかったのか?」
飛「別に・・・(ホントはなりたい)貴様こそあの女とじゃなくていいのか?」
幽「あぁ?あいつと同じ部屋で寝れっかよ、蹴り飛ばされちまう。」
陣「なぁなぁ温泉行こ行こ!」
酎「オレのサイズの浴衣はあったかねぇ〜。」
螢「準備できた?早く行こうよ。」
飛「おい・・・」
螢「ん?な〜に飛影君?」
飛「その・・・あいつの体のコトなんだが・・・」
螢「あいつって躯さんのコト?どっか悪いの?」
飛「そうじゃない・・・だから・・・」
躯「待たせたな、行こうか。」
幽「ホレ、飛影風呂行くぞ風呂〜!!」
螢「じゃあね〜また後で。」
躯「飛影、風呂の中で寝るなよ?お前はどこでもいつでも寝られるからな。」
飛「待てっ!まだ話が・・・!」
幽「大丈夫だって。躯の火傷のコトだろ?そんなの気にするやつじゃねぇよ、螢子は。仮にもあいつ教育学んでんだぜ?」
飛「そうか・・・」
幽「それにあいつには躯以上の傷負わせられることもあっから。」
飛(やはり最強はあの女なのだろうか・・・)
螢「うわ〜、湯気もくもく〜。」
躯「ああ・・・」
螢「どうしたの躯さん、早く脱いで入ろ。」
躯「ああ・・・」
螢「うわぁ・・・」
躯 (やっぱりこの体を見せるわけにはいかないか・・・) 「スマン、気色悪いモノを見せてしまったな。バスタオル巻いて入るから・・・」
螢「躯さんスタイル良すぎ!!」
躯「はっ?」
螢「こんなに細いのに胸あってウエストくびれてて足もスラッと長くて肌も白くてキレイ!!」
躯「いや、だからこの体見て何とも思わないのか?」
螢「えっ?だからスタイルいいな〜って・・・」
躯「そうじゃなくてこっちの火傷の方だ。気持ち悪いとか思わないのか?」
螢「ん〜、最初はびっくりしたけど、コレが"躯"さんでしょ?」
躯「・・・軽いヤツだな、お前は・・・」
螢「ああ!そっか!もしかしてお湯が火傷にしみるとか!?」
躯「いや、それは大丈夫だ。コレは何百年も前のモノだからな。」
螢「そっか。じゃあ大丈夫なのね。ねぇねぇ、背中流しっこしよ。」
躯「ああ・・・」 (なるほど・・・浦飯が惚れてる理由がよく分かる・・・)
幽「温泉なんてひさしぶりだぜ〜。」
陣「オラは人間界の温泉は初めてだべ。」
死「俺は何度か。」
ガラッ・・・
黄「やぁ、諸君。温泉とは良いものだな。生き返るよ。」
修「あ〜!!お前ら!!」
幽「よっ、黄泉!?」
凍「修羅も一緒か。」
飛「はっ!と言うことは蔵馬も・・・!」
黄「ああ、蔵馬も誘ったんだが仕事があると言ってな。」
陣「にぎやかでいいだべ〜。凍矢流しっこしよ〜。オラが先に洗ってやるだ。」
凍「分かった。シャンプーとボディソープ間違えるなよ。」
幽「飛影、俺達も流しっこしようぜ。」
飛「断る。自分の体くらい自分で洗え。」
幽「なんだよ〜、つき合いわりぃな。躯ー!!飛影が背中流して欲しいって!!」
飛「貴様っ・・・!何言ってやがる!!」
躯「ああ!?何だって?」
螢「ちょっと幽助!壁越しに叫ばないでよ!このバカ!!」
躯「螢子いきなり動くな!うわっ!!」
螢「きゃあ!躯さんどこ触ってんの!」
躯「すまん、手が滑ってしまった。でも柔らかいな、ふふ。」
幽・飛「・・・」
凍「どうした二人とも?顔が真っ赤だぞ?」
陣「トマトみたいだべ。」
幽・飛「いや・・・」
酎「いいな・・・俺も棗さんの背中を流して差し上げたい・・・」
鈴駒「あ〜あ、この酔っ払いスケベオヤジが・・・」
酎「そういうおめぇだって流石ちゃんと入りたいんだろ?」
鈴木「ホラ、お前達静かにしないか。美しい体が見たいなら私の体を見ろ!!」
鈴駒「ちょっと!変なモノ堂々と見せないでよ!修羅だっているのに!」
凍「前隠せ前!!」
黄「はっはっは!愉快愉快。」
死「これは愉快と呼べる状況なんだろうか・・・」
飛「いや、どう見ても不愉快だ。」
陣「ほら、前も洗ってやるだからタオル取るだ。」
凍「いい!前は自分で洗うからスポンジよこせ!」
陣「遠慮はいらねぇべ。ぜーんぶキレイにしてやるだ。こっち向くだ。」
凍「いいと言ったらいい!」
酎「何照れてんだよ、男同士隠すモンなんかねぇだろ。それとも生えてないとか?」
凍「・・・凍死させるぞ?」
陣「じゃあ後ろから洗ってやるだ。」
凍「こら、脇から手出すな。そんなトコ触るな!」
陣「へっ!そんなトコってここだべか?」(どこを触ったかはご想像にお任せいたします。)
凍「おいっ、触るなと言ってるだろ!」
陣「凍矢あんまり動くなだべ。ってうわっ!(むにゅっ)」
凍「陣!いい加減にしろ!」(彼もまたトマト並に顔真っ赤)
陣「あぅ〜、ごめんだべ〜。」
幽「おっ!陣ずいぶん丁寧に洗ったな。凍矢の肌スベスベ〜。」
凍「貴様ら・・・ここを極寒地獄にされたくなかったらいい加減にしろ・・・」
陣「ごめんだべ〜。でもオラ凍矢のコトキレイにしたかっただけだべ・・・」
凍「分かればいいんだ。ほら次洗ってやる。」
陣「は〜いだべ♪」
鈴木「くそー、あいつらいちゃいちゃしおってからに・・・死々若!こっちも負けずに行くぞ!」
死「どこに行こうというんだ。それに陣と凍矢は仲がいいからあれでいいんだ。」
鈴木「だから我々もいちゃいちゃしようではないか!」
死「NO Thank You、」
鈴木「普段は絶対英語など使わないくせに・・・」
飛「それにしてもやはり密度が高い気がする・・・」
修「あ〜ん、なんかむさ苦しいよ〜。パパ何とかして〜。」
黄「我慢しなさい。温泉は仲良く入るものなんだぞ。」
修「でも〜・・・」
躯「お〜い修羅、こっちはオレ達だけだから快適だぜー。お前も来るか?」
修「ほんとー?行く行く!!」
螢「えっ?躯さんこっちは女風呂なのよ!?」
躯「平気だって。修羅はまだ生後数ヶ月だぜ?」
螢「赤ちゃん?」
修「じゃあそっち行くね〜。えいっ!」
黄「待ちなさい修羅!パパはそんなこと許さんぞ!パパもそっちに・・・!」(壁よじよじ)
飛「待て黄泉!貴様・・・!」
螢「きゃあああ!!」
躯「ガトリングスタンプ!!!!!」
黄「ぎゃあああああああ!!!!!」
幽「な〜にやってんだよあのオヤジは・・・」
凍「鈴駒、ああいう大人になってはいかんぞ。」
鈴駒「なるほうが難しいよ・・・」
は〜い第二話でした〜。今度はin温泉です。もう少し下品な話にしようかなと思ったのですがまぁそれはそれ。
六人衆リクで来てるわけですが、どうしても躯さんと螢子の傷についての会話を書きたかったのですよ。人には見せられない、 見せたくないものでも受け止めてあげる優しさというかそういうものを書きたかったわけですよ。はっ!なんか私真面目なコトいっとるわ!そんなこんなで第三弾です!! 殿