3200Hit 湯煙の向こうにナニを見る!?  第三話




修「へぇ〜、螢子って言うんだ。僕修羅って言うの。よろしくね♪」

螢「よろしくね修羅君。ん?この角は・・・もしかして陣君の弟?」

修「違うよ〜、陣は僕のパパの元部下だよ。でもいっぱい遊んでくれるんだ。」

死「精神年齢一緒だからな・・・・」

修「んでアレがパパ。」

飛「あそこで血まみれになりながら愛想笑い浮かべてるヤツのことか。」

凍「元上司と言ってものぞきはいかん。恥を知れ。」

黄「躯、さすがは元三竦みの相手・・・その実力には敬服する。だが目の見えない私にここまですることなかろう!!!」

躯「黙れ御法度野郎。もう少しで螢子に気色悪いモノ見せるとこだったぜ。修羅に悪影響だ。」

黄「気色悪いだと?男の勲章に失礼な!貴様の部下なんかより価値のあるものなんだぞ!!貴様の部下のは・・・」

躯「でかけりゃいいってモンじゃねぇだろ。だいたいメシ時に下品な話するなバカ。」

陣「なぁなぁ何の話してるだ?でかいって何がだべ?」

凍「気にするな陣。お前には関係ない話だ。(そしてお前はでかい方だ・・・)」

修「ねぇねぇ、螢子って浦飯のお嫁さんなの?やめた方がいいよあんなヤツ。浦飯にはもったいないもん。」

螢「修羅君はあんな風になっちゃだめよ?」

修「は〜い。」

幽『ホレ、終わったことはトイレに流して宴会すんぞ、宴会!!今夜は無礼講だ!騒げ騒げ〜!!』

陣「どんどんぱふぱふ〜!!!!」

修「わ〜い!」

飛「くっ・・・何でコイツらはこう騒々しいんだ・・・」

躯「いいじゃないか、たまにはこういうのも。」

幽『飛影!躯の浴衣姿に鼻の下のばすなよ〜?』

飛「貴様と一緒にするな!!」

陣「凍矢〜、浴衣ダボダボだべ。子供用のにしたほうがよくねぇべか?飛影も・・・」

凍・飛「「余計なお世話だ」」

陣「ひっ!!」

躯「ふふ、かわいいぞ飛影。」

飛「かわいい言うな!!殺すぞ貴様!!」

幽「照れるなって。ひ・え・い?」

飛(あとで熱湯地獄に突き落としてくれる・・・)

螢「あっ、私つぎますね。」

酎「おっ!さんきゅ〜螢子ちゃん。」

死「かたじけない。」

黄「これはどうも。」

鈴木「さぁ、みんな杯を出せ。私が美しく注いでやろう。」

さっ!!!

鈴木「こらっ!貴様ら何で杯を隠す!?」

死「自分の胸に聞け。無駄だがな。」

鈴駒「オイラはジュースだから。」

陣「オラもだべ。」

修「じゃあ僕躯と螢子のついであげる。」

螢「ありがとう修羅君。」

黄「修羅!パパにはついでくれないのかい!?」

修「だってパパのもう入ってるじゃない。」

躯「修羅、こっちで一緒に食べような。あっちだと食い物とられるぞ。」

修「うん!ねぇ、このエビ天もらっていい?」

螢「いいよ。他にも好きなのあったらあげるよ。」

修「わ〜い!螢子と躯だ〜い好き!」

陣「凍矢〜、オラこの漬け物欲しいだ!」

凍「じゃあこのつくねと交換な。」

幽『みんなコップ持ったな?そんじゃあ・・・かんぱーい!!!

一同『かんぱーい!!!

酎「うぃ〜、うめぇ〜。やっぱかわいこちゃんにお酌してもらうとちがうね〜。」

鈴駒「また出たよ、この酔っ払い節。みんな気を付けてね。コイツヒートupすると脱ぐから。」

鈴木「はっはっは!心配ご無用だ!そんな下卑た(げびた)ものには私のナイスバディで癒してやろう!」

凍「ぐはっ!!」

鈴木「そこ!吐くんじゃない!!」

飛「吐くなと言う方が無理だ。」

陣「ふがっ!」

死「どうした陣。」

陣「ひゃひみにわひゃひぃひゅひぇひっは!!(訳:刺身にわさびつけちった!!)」

凍「陣、お前わさびダメなんだから気を付けろ。ほらジュース。」

陣「う〜、舌がつーんとするだ・・・」

鈴木「陣、これはつーんとこないわさびだ。」

陣「ほんとだべか?」

死「陣、つーんと来ないのは確かだがそれはわさびじゃない証拠だぞ。」

凍「だいたいつーんとこさせるためにわさびつけるんだろうが。意味無いぞ。」

躯「うん、うまい。」

螢「躯さんお刺身好き?」

躯「初めて食ったがうまい。でも何で刺身って言うんだ?別に刺してないんだろ?」

幽「言われてみればそうだな。刺した身じゃなくて切った身だよな。」

鈴駒「大きさ以外は普通の切り身と変わんないよね。」

飛「ふっ、そんなことも知らんのか。」

凍「ならお前は知ってるのか?飛影。」

飛「知らん。」

一同こける

黄「まぁうまいんだからそれでいいじゃないか。」

凍「蔵馬なら知ってそうだな。」

飛「ダメだ。あいつはうんちくが長い。」

幽「海藤も知ってそうだな。」

酎「しかしわさびがダメっつーのはガキの証拠だぜ?陣。」

陣「んー、だってわさびの味しかしねぇだよ〜。」

螢「躯さんわさび平気?」

躯「ああ、コレ付けたほうが美味い。酒にも合う。」

飛「・・・・・・ぐっ!」

凍「飛影、そんな涙目になってまで食うこと無いだろ・・・」

飛「うるさい・・・」

幽「飛影って変な所でがんばり屋さんなんだよな。」

鈴木「はっはっは!みんなだらしないぞ、わさびぐらいで・・・ごふっ!!」

死「うるさいぞ鈴木。そして吹き出すな、汚い。」

鈴木「ひひわは!ほへわはひふへふひは!!(訳:死々若!これわさび付けすぎだ!!)」

死「何を言う。わさびには殺菌作用があるんだぞ。ちょうどいいだろ。」

鈴木「わらひははいひんひゃ!?(訳:私はバイキンか!?)」

鈴駒「当たらずといえども遠からず〜ってとこかね?」

酎「オラオラ〜、酒足りねーぞ!酒!!酒屋ごと持ってこーい!!」

死「店ごと持ってきてどうするんだ。」

鈴駒「あいつならいけると思うよ・・・」

幽「俺は甘ったるい酒はパスだな。」

凍「っていうかお前未成年じゃないのか?」

幽「魔界に法律はあっりませーん。」

死「ここは人間界じゃないか・・・」

飛「貴様ら静かにしろ!これからカニを食うんだからな!」

陣「飛影気合い入ってるだな〜。」


もくもくもくもく・・・(カニむきタイム)


凍「何故人はカニをむくとき静かになるのだろう・・・」

螢「やった〜、きれいにとれた!」

躯「オレも。きれいに取れると気分がいいな。」

修「あ〜ん、僕失敗しちゃったよ〜。」

螢「じゃあ次とってあげるね。」

陣「う〜、オラもうまくいかなかったべ〜。でもほじくってぜんぶ食うだ!」

凍「それもまたカニ道だ。」

飛「くっ・・・!ぺろんといかん・・・」

躯「飛影、こっちのうまくむけたヤツやろうか?」

飛「フン、貴様からの施し(ほどこし)なぞ受けん。」

躯「なら修羅にあげるか。修羅、あ〜ん。」

修「あ〜ん♪」

飛「貴様・・・!(俺だってあーんしてもらったことないのに!!)」

幽「飛影、ガキ相手に嫉妬すんなよ。みっともねーぞ。」

飛「違う!俺はカニに嫉妬してるんだ・・・!なぜうまくむけんのだ、くっそー・・・」

死「それはそれでみっともないぞ・・・」

黄「躯、修羅をあまり甘やかさんでくれないか?癖になったら困るのでな。」

躯「だったらカニの身きれいにむけよ。不器用オヤジ。」

陣「んしょ・・やったべ!今度はうまくむけただ!しかも大きいべ〜。(パクッ)あぐあぐ。」

幽「陣、いつもそんなカンジで凍矢のしゃぶっ・・・ごはっっっっっっっ!!!!

螢「この大バカアホ幽助!!ご飯時に何言ってんの!!!

陣「ほえっ?オラが凍矢の何をしゃぶるだ?夏ならひんやりしてるからぺろっとしたくなるけど。」

凍「・・・陣、お前は知らなくていい・・・」

陣「難しい話なのか?」

酎「がっはっはっは!!盛り上がってきたな!ヒック。」

鈴駒「あ〜あ、こっちも出来上がっちゃってまぁ・・・」

鈴木「みんなもっと私の美しさを褒め称えろ!!はっはっは!!」

死「どさくさに紛れて抜かすな。斬るぞ。」

凍「はぁ、このメンツだと静けさというものがないな。」

陣「でも楽しいだべ。オラ凍矢・・・みんなと一緒に温泉入ったりご飯食ったりできて楽しいべ!凍矢は楽しくないだか?」

凍「いや、楽しいさ・・・」



本当に・・・ 楽しいと思う・・・

なぁ?

陣・・・







第四話に続く・・・


は〜い、温泉ギャグ話第三話です。旅館の晩ご飯と言ったら刺身かなと思いましてね。

ちなみに私は異常なまでの偏食ぶりなのでその昔、北海道に行ったとき食べられるおかずがあんまり無いので

甘エビの刺身三匹でご飯三杯食べたとう想い出があります。

そしてカニも大好きですよ〜。全部ほじってから食べるのが好きです。

さ〜て次は最高級の二人部屋を賭けて一行に勝負してもらいます。優勝するのはあの二人!(誰や)

しかし長くなって申し訳ないです〜。でもお付き合い頂ければ幸いです。第四話お楽しみに!   殿