〜15000Hit『乱でrunでランランラン♪』〜



蔵『第一種目、運動会のお約束100m走ー!!第一走者は桑原君、コエンマ、鈴木、修羅の四人でーす!』

黄「修羅ー!!ちゃんとパパがビデオ構えてるからなー!頑張って一位を取るんだ!!」

躯「盗撮みたいだぞ、お前。」

桑「雪菜さーん!俺の勇姿見ててくださいねー!!」

鈴木「死々若ーvv愛の応援頼むぞーっV」

死「・・・・・位置について、ヨーイ・・・」

パンっ!!

鈴木「ぐはっ!!」

蔵『おーっと、審判の弾丸が鈴木に命中ー!!』

桑「よーし、今のうちに突っ走るぜぃ!!」

コ「こりゃ!!年寄りを置いて先に行くんじゃない!!」

桑「こんな時だけ年寄りぶるんじゃねぇよ!!」

鈴木「死々若!!味方を撃つな味方を!!」

死「うるさい。俺はお前を味方と思ってないし、お前が味方だろうが敵だろうが撃つものは撃つんだ。

分かったらさっさと走れ。」

修「へへーん!一番は僕だもんね〜。」

蔵『鈴木血だらけになりながらも走る!!走れ俺の賞金のために!!』

鈴駒「"俺達の賞金"じゃなくて"俺の賞金"って言い切ったよ。」

凍「俺達はあいつの手足か・・・」

幽「こらー、桑原!!気張れー!!」

ぼ「コエンマ様ー、日頃の運動不足がたたってるよ〜・・・」

躯「軟弱共め・・・」

飛「お前が強すぎるんだ・・・」

蔵『修羅ダントツの一位!!それに続くは特攻服をなびかせて走る桑原君、血も滴る(したたる)

いい男とか勝手に作った慣用句を言いながら走る鈴木、加齢が思いっきり現れているコエンマ!!さぁ、決着は!?』

陣「鈴木、ーがんばるだー!!」

酎「てめー、負けたら俺の足の臭いもろにかがせるぞ!!」

蔵「ほら、死々若も応援して!!賞金のために!!」

死「鈴木、俺の胸に飛び込んでこい。」

鈴木「死々若!!」


鈴木は死々若の愛のメッセージに応え、鈴木パワーを発揮するのだった!!


鈴木「鈴木POWERメークイーン!!」

鈴駒「じゃがいもなの!?」

飛「アホかあの男爵かぶれは。」

桑「くそー!!こっちもパワーアップだ!!雪菜さん!今夜の晩ご飯は!?」

雪「はい!!コロッケです!!」

「桑原POWERキタアカリ!!」

コ「しからばわしも!!「コエンマPOWERニシユタカ!!」

鈴駒「だから何でじゃがいもなのさ!!違い分かんないし!!」

凍「メークインは肉質が粘質で煮くずれせず、カレーやシチューなどの煮物向き、

キタアカリは黄肉でビタミンCが多く、でん粉は男爵より多く、煮くずれしやすいのでマッシュして

サラダやコロッケに、ニシユタカは新じゃがとして知られ、肉質がやや硬くおでんや煮物に適している!!」

陣「全部食いたいだ!!」

螢「なんかお料理教室みたいになってきたね。」

蔵『さぁ、大の大人がアホやってるうちに修羅がゴールイン!!』

黄「修羅よくやった!!さぁ、パパの胸に!!」

修「螢子ー、躯ー、僕一番だよーvv」

螢「すごいすごいvv」

躯「偉いぞ修羅。」

幽「報われない親父だな・・・」

黄「いいんだ・・・たくましく育ってくれれば・・・」

躯「その前にお前がたくましくなれよ。」

蔵『さぁ二番手に付けるのは誰か!?』

「雪菜さーん!!」

幽「よっし!!桑原突っ切れ!!」

「・・・炎殺黒龍波ー!!」

「ぎゃあああ!!!」

雪「和真さん!」

幽「何やってんだよ飛影!!」

飛「妹に魔の手が伸びたからつい・・・」

蔵『桑原君ゴール地点まで戻された!!と言うか生まれる前に戻されたか!?この隙にコエンマと鈴木が走り込む!!』

鈴木「死々若ー!!私達の愛のゴールのテープを切るぞ!!」

凍「見慣れた顔とは言えすごい顔で走って来ると怖いな・・・」

酎「一生懸命とは何かが違うよな。」

鈴木「さぁ、死々若!私を受け止めてくれ!!」

死「ああ、ここに飛び込んで来い。そしてコレに判を押せ。」

鈴木「おお!!それは婚姻届!!」

死「いや絶縁状。」

鈴木「なぬっ!?嫌だ!!そんなの嫌だー!!ただでさえ無い関係がさらに無くなるー!!」

蔵『おっとー、鈴木ゴール前に立ちはだかる絶縁状にゴール出来ない!!』

酎「テープを切らずに縁を切るってか・・・」

幽「チャンスだコエンマ!!」

ぼ「コエンマ様ラストスパート!!」

プ「プー!!」

躯「霊界の力とシニアのパワー見せやがれ。」

蔵『味方の応援を一心に受けてゴール!!・・・と行きたいところだがここでお約束ぎっくり腰!!』

コ「久し振りに全力疾走したから腰が・・・!!」

幽「このアホ!!」

黄「と言うか何故100m走るのにこんなに時間がかかるんだ・・・?」

蔵『続いて第二走者、雪菜ちゃん、螢子ちゃん、躯、黄泉、凍矢でーす!』

陣「凍矢がんばるだー!!」

桑「雪菜さーん!!頑張ってください!!俺が付いてます!!」

飛「付いてると言うより憑いてるだろ・・・」

黄「修羅ー、今度こそちゃんとパパを見てるんだぞ!!」

修「螢子ー、雪菜ー、躯ー、凍矢ー、頑張ってーvv」

黄「・・・・・ぐずっ・・・」

凍「お前見てると現代の日本の父親を感じるぞ・・・」

黄(ふっ・・・まぁいい・・・この中で敵となりうるのは躯だけだ・・・)

蔵『さぁ、準備はよろしいですか?それでは死々若お願いします!』

死「位置について、ヨーイ・・・」

パンっ!!

蔵『おーっと、審判の弾丸が黄泉に命中ー!!』

「ぐはっ!!こらー!!同じネタを二回やるな!!客には受けんぞ!!」

死「受ける受けないの問題じゃなく個人的な感情だ。」

黄「ふん!だが私はこの程度でひるむ様なヤワではない!!さぁ、済まないが躯を除くお嬢さん方抜かせてもらうぞ!!」

躯「させるかよ野蛮人!はぁっ!!」←黄泉に跳び蹴り

「どっちが野蛮人だ!!」

蔵『おっとー、躯隣のレーンを走る黄泉を強烈妨害!!周りからは熱い拍手!!特に俺含む部下の面々!!』

「お前どっちの味方だ!?」

躯「螢子!雪菜!今のうちに行け!!」

螢「でも・・・!!」

雪「躯さんっ・・・」

躯「何、すぐに行く。」

蔵『おお、躯の紳士的行動により螢子ちゃん、雪菜ちゃん走る!凍矢と一騎打ちか!』

「跳び蹴り妨害のどこが紳士だ!!」

蔵『十分黄泉を痛めつけ躯も後を追う!』

螢「やっぱり、凍矢君早いよ。」

雪「そうですね・・・さすがです・・・」

蔵『ここで一気に躯が躍り出た!!やはり本命の躯が一位か!?』

躯「おい、凍矢。」

凍「何だ?」

躯「お前も紳士なら女を先に行かせるもんじゃないのか?」

凍「ぐっ・・・!だがこれは勝負!そんな事言って・・・」

蔵『凍矢、黄泉になりますよ?』

凍「うっ・・・先に行ってくれお嬢さん・・・」

螢「えっ?いいの?」

凍「ああ・・・黄泉にはなりたくない・・・」

螢「じゃあお先に凍矢君。」

雪「どうもありがとうございます。」

蔵『魔界きってのジェントルマン凍矢の優しさにより螢子ちゃん一着、雪菜ちゃん二着でゴールイン!

続いて躯、凍矢もゴール!黄泉は何か灰になりました!』

凍「すまん負けた・・・俺・・・甘いかな・・・」

陣「そんな事ないだよ。オラ優しい凍矢が好きだよvv」

鈴駒「それでこそ凍矢だよ♪」

幽「螢子の顔にびびったんじゃねーの?」

螢「何言ってんのよ!あんたも1ピコグラムぐらい凍矢君を見習ってみなさいよ!」

桑「雪菜さんおめでとうございます!」

雪「ええ、嬉しいです。」

修「螢子早ーい♪パパだらしなーい。」

プ「プーvv」

蔵『では灰になった黄泉はほっといてさくさく行きましょう!第三走者はぼたん、プー、死々若、陣でーす。』

コ「ぼたーん!霊界魂見せてやれー!!」

鈴駒「霊界の人って魂あんの?」

酎「おらー、陣、死々若負けたら俺からディープキスだからな!」

鈴木「馬鹿者!!死々若にキスしていいのは私だけだ!!」

「誰にもさせるか!!特に貴様らはな!!」

蔵『ではいいですか?飛影、合図お願いします。』

飛「位置に着け。用意が出来たらさっさと行け。」

幽「えっらそうなスタートだな。」

蔵『さぁ!前代未聞の掛け声でぼたんはオールでプーは翼で死々若はチビ化で陣は飛翔術で一斉に飛び立った!!』

鈴駒「100m"走"じゃないの!?飛んでいいの!?」

躯「言っただろ。勝つためには何をしても法には触れないって。」

凍「どこまでアウトローを突っ走る気だ・・・」

飛「主催が主催だからな・・・」

鈴駒「欲望渦巻き(うずまき)すぎだよね。」

酎「ドロドロとどす黒くな。」

蔵『ところがどっこい、全員加速が付きすぎてゴールをぶっちぎってもとまらなーい!!』

「やべっ!勢い付けすぎただ!!」

ぼ「コエンマ様〜、止めてくださいよ〜!」

コ「む、無茶を言うな!!わしはフォークより重い物は持てんのだぞ!」

ぼ「ちょっと!あたしが重いって言いたいんですか!?」

躯「安心しろ。オレが受け止めてやる。」

ぼ「躯さ〜ん!」

ぽふっ!

ぼ「ふー、助かったよ、躯さん。」

飛(俺だって・・・まだ躯の事抱っこした事ないのに・・・!)

鈴木「死々若ー!!私の胸に愛していると叫びながら飛び込んでこーい!!」

死「俺は止まれる。」ぴたっ

陣「凍矢〜!!」

凍「止められないくらいなら全力出すな!」

鈴駒「ちょ、ぶつかるよ!」

ドーン

陣「いててて・・・凍矢、大丈夫だか?」

凍「うっ・・・重い・・・」

鈴木「こら!陣、私を差し置いて凍矢を押し倒すな!!しかもこんな真っ昼間からう・・・!!」

「黙れ」

酎「おめぇ死々若と凍矢どっちが本命なんだ?」

鈴木「両手に華に決まってるだろ!!」

雪「それで順位はどうなったんですか?」

蔵『えー、写真判定によると、一着は角が一番早くゴールした陣ですね。二着はくちばしの差でプー、

三着は死々若、四着はぼたんです。』

陣「やったべ、オラ一等賞だべvv」

凍「よくやったぞ、陣。」

螢「プーちゃん、頑張ったねvv」

プ「プーvv」

蔵『さぁ、最後は幽助、飛影、酎、鈴駒、そしてこの俺が走ります。実況は俺に代わりまして躯が、

スタータはゲストとして刃霧君にお願いします。』

幽「何でわざわざ刃霧を・・・」

飛「(蔵馬が)何か企んでるからに決まってるだろ・・・」

鈴駒「何で味方と走るのがこんなに怖いんだろ・・・」

酎「(蔵馬なら)コースに地雷だろうが落とし穴だろうが仕掛けても違和感無いからな。」

幽「その程度の仕掛けならいいんだけどな・・・」

蔵「ちょっと、何そんなコソコソ言ってるんですか?皆さん準備はいいですか?」

鈴駒「体の?心の?それとも棺桶?」

躯『それじゃあ行くとするか。刃霧とやら、スタートだ!』

刃「位置について・・・」

「おい、何こっちに銃口向けてんだよ!!」

刃「ああ、つい・・・」

鈴駒「"つい"じゃないよ"つい"じゃ・・・」

刃「ヨーイ、」パーン

躯『さぁ、各競走馬一斉にスタートだ!』

陣「馬?」

凍「誰か密かに賭けてるのか・・・?」

修「パパー、何?その紙。」

黄「こ、これは大人の券だ。子供は見ちゃいかん!」

桑「単勝D(100円)。」

コ「一点買いじゃな。」

躯『ここでやっぱりかと言わんばかりに浦飯に刃霧のオナモミ(あのぺたぺたくっつく植物)攻撃だー!!』

「アホかこんな地味な攻撃!」

凍「あの攻撃は強力だ・・・!今日の幽助の服の生地にはよりくっつきやすい!!」

陣「洗濯がしにくいって事だな!」

死「いくら銃を撃ちまくるワケにはいかないからと言って・・・」

鈴木「あくまでもうちは健全を目的にしたサイトだからな!!」

死「だったら目的達成のためにお前出てけ。」

桑「てかやっぱり雇ってやがったな、蔵馬のヤツ。」

螢「でも躯さんも何か仕掛けてたみたいなんだけど・・・」

雪「あのー、躯さんにこれを押せって言われたんですけど・・・」

ぼ「何だいこりゃ?スイッチ?」

修「なになに?僕押してみた〜い?」

螢「いーよ。好きなの押してみて。」

修「んーとね、コレ!」

ドーン!

「ぎゃあああ!!!」

躯『ん?何故か、何故か!黄泉の仕事場が大爆発!誰だこんな事をするのは?』

「お前しかいないだろ!!蔵馬の可能性も否定しきれないが!!」

躯「人のせいにするな。自然のいたずらだ。(配線間違えたかな?結果オーライだけど)」

修「え〜?僕のせい?」

死「違うな。汚い大人のせいだ。」

修「じゃあパパがやったの?」

凍「かもな・・・」

躯『おっと、ここで一番短い足をフル稼働し、飛影が先頭に躍り出たー!!』

飛「誰が短いだと・・・!!」

蔵(さすがに飛影は早いな・・・金でつられてくれる様なタイプじゃないしな・・・)

黄「蔵馬のあの顔・・・あれは勝利より金に飢えてる顔だ・・・」

鈴駒「何ともすがすがしくないスポーツマンシップだよね。」

蔵「飛影。」

飛「何だ?」

蔵「さっき黒龍波撃ったのに眠くないんですか?」

飛「貴様、そんな人が忘れていたことを・・・!!うっ・・・」

躯『おっと、ここで飛影に黒龍波を撃った事による睡魔が到来!』

幽「なんちゅー時間差攻撃・・・」

蔵「バレーじゃ当たり前でしょ?」

「これ100m走だろ!?」

躯『飛影、冬眠により脱落!可愛い寝顔さらしつつフィールドに散ったー!!』

幽「飛影ー!!ちっくしょー!!」

蔵「さっ、酎、鈴駒、この隙にゴールしますよ。」

凍「蔵馬の場合、『勝つためには何でもする』じゃなくて『何でもするから勝つ』なんだろうな・・・」

躯『順位は蔵馬一位、酎二位、鈴駒三位、幽助四位、飛影はリタイア!』

螢「ほーんとすごい展開になってきたね・・・」

ぼ「でもあたい達のチームの方が圧倒的に負けてるよ〜。」

雪「そうですね・・・」

躯「何、心配するな。調子こかせといてたたき落とすのもまた一興だ。」

鈴木「さー!次の種目は何だ?!美人コンテストか!?」

死「そんなのは無い。あったとしてもお前はエントリーすらされん。」

凍「何だか、運動会と言うよりデスマッチになってきたな・・・」

鈴駒「むしろバトルロワイヤルなんじゃないの・・・」

陣「早く次のヤツやるべ♪」







刃「雇われたとは言え、何やってたんだ?あいつらは・・・」

天「どうでもいいんじゃない?それよりもらったギャラでゲーセン行こうよv要兄ちゃん、御手洗さん♪」

御「いつ見ても人と変わった方向において愉快な人達だね・・・」